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共創でマーケティングを変える!

Facebookは終わったか?

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昨年夏ぐらいから表題のような相談がクライアントからも多く受けるようになりました。

理由は下記です。

  • ページのオーガニック・リーチがどんどん下がってきている
  • ページへのいいね!数(ファン数)が増やしにくくなった
  • 日本でのアクティブユーザー数の伸びの鈍化

確かに一昨年では企業の投稿は10−20%くらいのファンにリーチできていたのですが、昨年の中くらいから5%ー10%くらいになっていきています。すなわち、Facebookページでの広告展開をしないと自社ファンにもリーチできないというのがクライアントの方々のご意見でした。

しかし、これはあくまでもFacebookページの話であって、これはマーケティングに置いては本質的な議論ではないと思います。我々は当初よりFacebookの活用はページ単体でなく、オウンドメディアでの活用も含めて展開すべきだと提案をさせていただいておりました。すなわち、ソーシャルプラグイン機能を活用し、顧客とコネクトし、コンテンツへの共感共有を広めていただく仕組みを実装し、サイト自体をソーシャル化するということです。

下記は我々のサイトとページのソーシャル展開での広がりを、2013年との対比で記しています。

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ご覧頂だければお分かりのように、オウンドメディアでのいいね!シェアは一昨年と比べ26%向上し、その結果、その共有がFacebook上での表示が68%向上、更にはそのストリームから弊社サイトに来ていただいた方(延べ人数)が52%向上しました。これは弊社がオウンドメディアを強化し、マーケティングコラムの配信回数を増やし、動画によるコンテンツ展開を行った結果、オウンドメディアでのいいね!やシェアが増えたという事が起因していますが、いづれにしろ、弊社コンテンツの拡散がなされ、その結果サイト来訪が、一昨年より大幅に増えたという結果につながっています。(尚、これらの数字はFacebookが提供するドメイン・インサイトから取得しました。)

一方、Facebookページのパフォーマンスは、ページでのいいね!、シェアは10%向上したものの、Facebook上での表示は10%減となり、冒頭での話の通り、クライアントからの懸念どおりとなっています。(ただし、サイトへの送客は32%向上しています。これは投稿にリンクを貼ってるかどうかにもよるので一概に比較とは行きませんが)

これは、ページでのフィード掲載数には限りがあり、友人の投稿(シェアなども入る)、企業のオーガニック投稿、広告を、取り合っている状況なのですが、表示の優先順位としては友人の投稿が圧倒的に高く、次に広告になってきたからだと考えています。そのため、弊社のオウンドメディアでのいいね!やシェアは、共感していただいた人の友人のフィードに、その人の投稿として流れるため、優先順位が高く表記されているのだと考えています。我々はページでの広告はあまりやっていないので、オーガニックな投稿での拡散は減ったと言うことでしょうか。

ちなみに、Facebookからの流入はPCからは33%減、スマホからは37%増になりました。B2Bにも関わらずスマホが伸びているのは、通勤途中などに自分のFacebookのフィードに友人のシェアで我々のコンテンツが飛び込んできているのでしょう。また、Googleのオーガニック流入は29%増えており、これはコラムでの様々なトピックスがSEO的な効果がでてきたのだと分析しています。

我々はこう結論づけてます。

「Facebookはオウンドメディアとページの両方で活用する事が重要で、オウンドメディアのソーシャル化はサイトの活性化につながり、大きなマーケティング成果を引き続き産み出している」

「2015年はオウンドメディアでのソーシャル化を一層押し進め、共感されるコンテンツを頻度よく提供して行くコンテンツ・マーケティングが重要になる」

表題の疑問に対しての答えは、もちろん「NO!」です。むしろ、Facebookの本質を知れば知るほど、このコラムでのテーマである「エンゲージメント」にとって重要なプラットフォームだと考えます。

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