[書評]デザインセンスを身につける
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デザインに対して、一般レベルの人たちがどのように考えていくべきかという入門書。デザインセンスという漠然とした要素が、現代のビジネス環境においてどうして必要なのか、重要視されるようになっているのかが体系的に理解できます。
たとえばTwitterやFacebookのアイコン、何気なく使っているように見えても、他人から見たらアイコンのあなたのイメージが話しているように感じるのです。そのときに、自分の印象をどのようにしたいかによって、アイコンのデザインも決めていくというのはソーシャルメディア時代には必要な要素ですね。
同様に、企業のコーポレートロゴやプロダクトデザインなども、ずっと愛されるからにはそれなりの理由があって、そんなデザイン戦略を踏まえた上でのブランドづくりが求められるということは我が意を得たりという想いです。
さらに、「失われた20年」という景気低迷に対してまで踏み込んでデザインの意義を語る筆者の姿勢には、ビジネスとしてデザインを反映させることで社会変革に真摯に向き合っていこうという強い気持ちを感じます。
良いものをつくれば売れる時代は終わった、その先にあるデザインによって表現された信頼をつくっていくために、多くのデザイン初心者にとって指針となる本でしょう。
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