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日本を環境立国にするために、ITベンチャーを飛び出して起業しました。

[雑感]グローカルの時代へ

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日本の新しい広告スタイルが、海外で高い評価を受けています。『森の木琴』というNTTドコモ "Touch Wood" SH-08CのCMがカンヌ国際広告賞金賞を受賞しました。日本の森の美しさと、ボールが転がる際の自然な音色は言葉が必要ないくらいにステキな映像ですね。


また同じくカンヌ国際広告賞で、JR九州の九州新幹線全線開業のCMも金賞を受賞しています。1万人以上の人々が新幹線の開通を祝って、沿線で様々なアクションを行なっている姿は、観ているだけで楽しいですね。これで日本は、鹿児島から青森までが新幹線で繋がったことになります。


このような表現がどうして海外でウケるのか、ということを考察すると、日本がもともと持っている自然環境や地方の元気のよさといったローカル資源が上手くアピールできているからだと考えられます。つまり海外から見て日本人はもはや、真面目なものづくりの国民ではなく、侘び寂びのような成熟した文化を醸成する国だと思われはじめているということでしょう。


そんな時代に日本がグローバルに影響力を発揮するのは、やはり地域に眠る知恵や技術に再び脚光をあてて、それを現代の産業水準に合わせて形にしていくことだと思います。決して、たくさんの地域にミニ東京をつくることが国益に適うわけではないのです。


東日本大震災からの復興を図っていくなかで、いま一度日本人が持っている美の意識を呼び起こすことが求められているのだと思います。それはそれぞれのローカルに残っているもので、まだ間に合うのです。



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