映画「ソーシャルネットワーク」で改めて感じた「顔写真」の重要性
昨年の12月22日、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントさんのお招きで「ソーシャル・ネットワーク」の試写会に行ってきました。
オルタナティブブログではもう既に皆さん書かれておりますが、エンターテイメント作品としてとても面白いものに仕上がっています。人間関係のドラマが楽しめる、ソーシャルメディアを理解する映画として実に素晴らしい出来なのではないかと思います。ただ、これでFacebookが日本で流行るかというとちょっと疑問が残りますが…そのあたりは公開後の動向を見守ります。なお、見る前の心得としては、谷川さんのエントリ「映画「ソーシャル・ネットワーク」を楽しむための3つの前提知識」が参考になります。来週の1月15日より全国公開されますので、新年見る映画としてオススメですよ。
■映画「ソーシャルネットワーク」で改めて感じた「顔写真」の重要性
Facebookでは最近、自分のプロフィールページに「あなたが写っている写真」というのが表示されるようになりましたが、これは誰か(もしくは自分)が、「その写真に自分が写っている」とタグ付けすると自動的に出るようです。
Facebookの方針として「実名を推進する」ところからも、彼らのスタンスは一貫して「あなたは誰か」というのを公開することを重要視していることが伺えます。そこには「顔写真」も含まれるでしょう。そもそも「Facebook(顔の冊子)」ですしね。顔写真があるのと無いのとでは、その人が誰かを特定するのにかかる労力が段違いです。私は同姓同名が何人もいて、Facebook上で顔写真を公開していないときに別の山岡大介さんと間違われたことがあるのですが、公開した後はそうした間違いは無くなりました。
映画「ソーシャル・ネットワーク」もFacebookの話なので、もちろん「顔写真」は重要なポジションを占めています。詳しくは伏せますが、日本では出来ないだろうな、と思ってしまうストーリーがそこにはあります。映画を観た後に、またこのブログを読んで感想を聞かせていただけると幸いですが、自分や他人の顔写真をどこまでオープンにするかは日本では大変センシティブなところで、私はその点でFacebookはまだまだ日本で流行らないのでは、と考えています。もちろん、それ以外の点でも有用なツールではありますし、グローバルに考えればこれほど普及しているソーシャルネットワークは無いというのも事実ですが。
■SONYミラーレス一眼「NEX5」とソーシャルメディアの連携
さて、この映画の配給元はSONYで、何の縁か分かりませんが昨年末に私が購入したカメラもSONY製でした。ミラーレス一眼「NEX5」。これ、かなり売れているようで、私の周りでも少なくとも5人が購入しています。(「ミラーレス一眼」急伸、しかし実態はソニー「NEX」急伸――カカクコム調査 - ITmedia デジカメプラス)
このカメラに付属している「PMB」という写真管理ソフトがあるのですが、これがソーシャルメディアとの連携が意識されており、とても重宝しています。
写真を取り込んだあと、右クリックですぐに幾つかのネットワークにアップできます。Facebook、mixi、YouTubeなど。
カレンダー表示も便利。
こうしたデジタルガジェットとソーシャルメディアとの連携は、今後ますます重要なポイントになっていくでしょう。どちらも、「いかに日常に溶け込むか」が命題です。少なくとも自分は、このSONYのカメラとFacebook、Twitterによって、日々の楽しみが増えたことは確かです。あとは、iPhoneアプリの「Instagram」もそうですね。
人の写真をアップするのはなるべく避けているので、食べ物や風景の写真が必然的に多くなりますが、いい写真は周りの人と共有したいなと自然と思うようになりました。2011年もソーシャルメディアが普及していく年になるとは思いますが、こうした「日常を豊かにするツール」として広まれば良いなと。
■最後にちょっと宣伝
SONYでカンパニープレジデントを務め、グーグルでは昨年まで日本法人社長をされていた辻野晃一郎さんに「ITmedia Virtual EXPO」でご講演いただくことになりました。ご興味のある方はぜひ登録ください。オンライン上のイベントで、全国どこからでも無料で参加できます。