ビジネスバッグをリュック型に変えて半年
ビジネスリュック利用広がる 「不相応の印象」なお (NIKKEI STYLE)
という記事を目にしました。
両手が空いて自由に使える機能性が評価されつつあるが、ビジネスマナー上は相応しくない面もある、というのが全体的なトーンです。
私は半年ほど前に初めてリュック型に変えました。
それまでは、ビジネスマンがよく持つありふれたナイロン製のバッグで、手持ちの他に肩から掛けることができるベルトがついているタイプです。2wayという呼び方をすることもあります。
私の通勤は、電車と歩きです。自転車には乗りません。痩せ型で筋力がないというひ弱なスペックの私、PCを入れたバッグを手持ちするのは正直重いので、移動の際はほぼ肩からストレートに下げるスタイルでした。これだと腕の負担は減るのですが、長時間かけているとどうしても肩が疲れます。また、片側に掛けるので、バランスが悪いような気もしますし、知らずに腰を痛めているのかな、という気もします。
現在のデジタルセールスに配属になってから、基本的には社内での勤務が多くお客様訪問が少なくなったこと、通勤時間が長くなったことからリュック型の方がいいかなと思い始めていました。
でも、やっぱりビジネススタイルとしてはよくないかな、という逡巡もあり、1年以上迷った末、昨年リュック型に切り替えました。
リュック型といっても千差万別、様々なスタイルがあります。一番こだわったのが、横持ちすれば普通のビジネスバッグと同じような見た目になること。お客様のところに行くこともそれなりにあります。そんなときに、あまりにカジュアルに見えるのは避けたいという意図です。ですので、いわゆる3wayのタイプ、手持ちのときには横型になり、落ち着いたデザインであることを必須要件として探しました。
以下、実際に使ってみての感想です。
歩くときにはやはり快適ですね。いや、最高ですね。PCを入れても両肩で支えるためか、重みを感じにくいです。腰の負担は軽くなりますね。
電車の中など、混んでいるときに後ろに背負うのは迷惑そのものなので、絶対にしません。前側に回して掛けます。ただ、それなりに厚み(マチ)があるタイプを選んだので、前抱えでもボリュームがあってスペースを取ってしまうように思います。その場合には下ろして手で持ちます。
満員電車のようなとても混雑する場所では、肩からクロス掛けするのが一番いいですね。このことに関するリュック型のデメリットは想像通りでしたし、これが理由でリュック型にするか悩んだというのはあります(肩掛け用とリュック用の両方をつけたままにしておくというのもできなくはないのですが、リュックで背負ったときに別のベルトがダラリとしているのはさすがに美しくないと思われ)。
マチが大きいせいもあるのでしょうが、ある程度肩ベルトを緩めないと背負いづらいのですが、そうすると背負ったときに垂れ下がってみっともなくなります(若い人はダラリと下げることも多いようですが、スーツでそれはさすがにだらしないです)。で、背負ってから腰のあたりにくるベルトの調整部分を引っ張るのですが、コートの季節にはコートの腰の短かいベルト(何という名前なのでしょう)を間違えて引っ張ってしまうことはしょっちゅうでした。
総合的にはリュックスタイルに満足しています。歩くときのメリットの方が満員電車でのデメリットを上回った、といったところでしょうか。
誰もが取りうる選択肢ではないと思いますが、やってもいいかなと思った方は、一度試してもいいのではないでしょうか。
IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)