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デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

仕事に対するマインドをアーリーアダプターに

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皆さんは、アーリーアダプターという言葉を聞いたことはありますか? こちらはマーケティングに関わる方なら常識的なキーワードかと思います。アメリカの社会学者のロジャースが提唱したイノベーションの普及に関する考察の中で、消費行動に対する早さ、感度で消費者を5つのグループに分けています。

一般的にはイノベーター理論と言われているもので、その中でイノベーターに次いで2番目に早く購入をするグループがアーリーアダプターです。イノベーターは全体の2.5%、アーリーアダプターは13.5%の割合で存在するとのことです。ちなみに、アーリーアダプターの後に、アーリーマジョリティ(34%)、レイトマジョリティ(34%)、ラガード(16%)と続きます。

参照 ITmediaエンタープライズ 情報マネジメント用語辞典


これは消費やマーケティングに関わる理論に関する分類で、売り上げを伸ばすためにはいかにしてアーリーアダプターを早くつかむか、という話なのですが、個人の思想や行動についてのマインドにもあてはまるのではないかと私は考えています。 よく性格判断などで、積極的か消極的かといったような問いがなされます。あるいは、人と同じことをしないと不安だ、人と違うことをするのが好きだ、などという設問もよく見ます。こういった性格の分類を試みる際に、実はイノベーター理論の5つの分類というのが、意外としっくりくるのではないかと個人的には思っているのです。

私は、元々の性格はレイトマジョリティだと思います。結構慎重派です。一度やり始めたり、属したりしたものは長く続けるたちです。中学に入学したときの硬式テニス部は人気が高く、大勢の新入生が入りましたが、球拾いやマラソンの練習がきつく、段々部員が減りました。私は下手なくせにやめようとは一度も思わず、高校2年の引退まで続けました。また、いまの会社も外資系IT企業、しかも動きの速いソフトウェア部門にいて転職が普通の環境ですが、私は新卒で入って20年この会社にいます。


このように自分の性格を自覚していますが、行動はできる限りアーリーアダプターたろうとしています。

最近ブログで多くの反響をいただいた、PCをThinkPadからMac に替えたこともそうです。私の周りでもMacかWindowsかの選択で、多少考えたけどやっぱりWindowsにしたという人が多かったです。ブログにも書きましたが、私はノートPCはThinkPadしか使ったことがかなく、通称赤ポチと呼ばれるTrackPadしか使えないと強く信じていましたので、Macに移行するのは相当な決心でした。

こちらは小さなことですが、Androidのスマホを持ったのも割と早かったですね。2010年に買いましたがまだ周りではガラケーが大半で、スマホはiPhoneばかり。Androidはまだ評価が定まらないタイミングでした。結局いまはiPhoneに変えましたが。

仕事の上ではなんといってもデジタルセラーとしての活動です。デジタルセールスはお客様を原則として訪問しない営業スタイルで、それを支える様々なデジタルツールがあることはこれまでご紹介してきたとおりです。 このデジタルセールス部門には希望してきたわけではなく縁があって異動してきたのですが、どうせやるなら徹底的にやろうと決めました。

自分専用のサイトは毎日更新する、Twitterで積極的に情報を拡散する、お客様に製品について情報提供する手段としてWebセミナーを積極活用する、といったことです。

この点においてはアーリーアダプターではなく、イノベーターとして活動できているのではないかと自負しています。それと、普通の営業担当者が身分を明らかにしてブログを書くということも、割とイノベーターかなと思っています。


このような私のことはさておき、仕事をするにあたり自分がある程度得意なことは、その道で他人より一歩前に出てみようというマインドを持つのはいいことなのではないでしょうか。そのときに、周りから驚かれるレベル、つまりイノベーターになろうとすると結構思い切りが必要で、うまくいかなかったときには心が折れてしまうかもしれません。でもアーリーアダプターであればそこまで思い切ることもなく、少し先んじてみようという心持ちで動けるとき思います。

毎日の仕事のマインドを少しだけ変えてみてはいかがでしょうか。キーワードはアーリーアダプターです。



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