デュアルモニター導入~デジタル・ツール紹介その8
私はデジタルセラーとして主に非対面型の営業活動を行っています。デジタルセラーを支えるツールとしては様々なものが用意されており、それらにつきましては過去の記事でご紹介してきました。営業個人専用のWebサイト、チャット、Web会議といったそんなに際立って珍しいツールではないものの、普通のオフィス業務、普通の営業では使わないツールがそろっています。ご関心のある方はあらためてご覧いただければと思います。
今回、デジタルセールスの生産性向上という観点で、外付けのモニターが私に割り当てられました。モニターにはカメラ、スピーカー、マイクが備わっており、VoIPを利用したWeb会議が可能なスペックのようですが、当面は単に拡張モニターとしてのみの位置づけです。今回は、拡張モニターとしてのデュアルモニターを3日間利用してのごくごく個人的な感想をつづりたいと思います。
私の中で、デュアルモニターを利用しているイメージというと、証券会社や投資会社の社員が金融動向を見守っているテレビのニュースのひとコマだったり(この場合デュアルどころか6画面くらい同時に使っていたりしますが)、ゲームの開発者が難しい顔をしてコーディング画面と半完成のキャラクターを対比させて眺めていたり、といったものでした。営業という職種の中で、2つの画面が必要になるほどの業務って別にないよなぁ、と思っていたのです。
今回割り当てがあったのは、非対面で電話を使ってのコミュニケーションが主であるデジタルセラーにとって2画面ある方が便利で、それによりお客様との意思疎通がより良好になるようにという意図があってのことです。別にどのような使い方をしなさいというガイドがあったわけではないので、自分なりに便利な方法を模索することとなりました。デスクが窮屈になって嫌だな、別にいま困ってないのに、という思いを持ちながらです。
実際に使い始めるととても快適でした。
もっとも多い使い方としては、拡張モニター側にお客様一覧や個別のお客様についての情報を映し出し、手元のPCではお客様にご紹介する製品の資料を出しておくというものです。これまでですと、まずお客様情報を見て電話をかけ、つながったら製品資料に切り替えて会話をはじめる、というやり方をしていましたが、拡張モニターを用いることで、この切り替えが不要になり気持ちにゆとりがでます。また、2つ以上の資料を参照することもありますので、この場合には拡張モニター側にも資料を映しておく、ということも便利です。
今までは、会議の場でプロジェクターを使うときも、自分のPCと同じものをプロジェクターにも投影する使い方しか分からず、何やら複雑な操作をして、手もとのPC画面とは別の内容をプロジェクターに映し出している人を見ては、すごいなあと思っていたというレベルの人間でした。 今回のことで、デジタルツール使いのレベルが上がったとか、食わず嫌いはよくない、何ごともやってみるべきだなどという教訓めいたことを言うつもりもありません。
利用感想としては、
「快適になってよかった」
「お客様との良好なコミュニケーションのために活かしていこう」
以上です。