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ブログは、けっきょく自慢話?! なのでしょうか?

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エッセーを読むのが好きで、特に、女性筆者のエッセーは「へ〜っ!」と思う、視点が男性とは異なる内容が、とても面白い。たくさんの女性筆者の中で、酒井 順子さんの本は良く読む。酒井さんといえば、『負け犬の遠吠え』で第四回婦人公論文芸賞、第二十回講談社エッセー賞をダブル受賞したひとである。とても歯 ごたえがあるのである。

文藝春秋から2007年9月に発行された『黒いマナー』は、『黒い』の意味通り、ちょっと『チクリ』『チクリ』とする内容を、酒井さん独自のフェミニンな文体で覆い隠している。しかし、この章では、最初から、ガツンである。

井上ひさしさんが、
「エッセイとはすなわち、自慢話である」

と書かれている。自慢のマナーという章だ。そしてこの章の後の方で、

ブログもエッセイの一つであると考えるならば、

とある。つまり、if ブログ=エッセー; ならば、

「ブログとはすなわち、自慢話である」

となってしまう。うーわぁ、ほんとかあ?

酒井さんによれば、自慢にはさまざまあって、「過去自慢」「係累自慢(親が社長!とか)」「友達自慢」「思われ自慢」「逸物自慢」「可哀想自慢」などがあるという。

私のブログを振り返ってみる。
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はあい。上の自慢、全部してます。はいはい。すみません。おっしゃられる通り!

酒井さんに因れば、 

「自慢が迷惑だというのは重々承知しているのですが、どうしても我慢できないのでちょっとだけさせていただきます。」という謙虚な気持ち

を持ちましょう、ということです。さらには、

「他人の自慢には感心してあげる」という思いやり 

が必要だ、とのこと。

ということで、この私めのブログ、思いやりをもって、長い目で見守って上げて頂ければ幸いであります(ぺこり)。

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