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IDC Japan、2023年の国内AIシステム利用率は72.4%に - 洞察的な意思決定の重要性やセキュリティ対策の必要性が浮き彫りに

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IDC Japanは2023年4月5日、2023年の国内AIシステムに関する企業ユーザー調査結果を発表しました。

2023年 国内AIシステムに関する 企業ユーザー調査結果を発表

調査期間中は、AIの先駆的な取り組み企業が国内のAIの利用を牽引し、後発的な取り組み企業がこれを追随しているとIDC Japanは見ています。その結果、2023年はAIシステムを利用する割合が72.4%になると予測されています。背景には、新型コロナウイルス感染症の影響やセキュリティ脅威の高まりなどがあるとしています。

同調査結果によると、企業はAIを活用したより洞察的な意思決定を行い自社の競争優位性を高める必要があるとのことです。また、急速なAIの技術革新に対応するためにはセキュリティやデータプライバシーへの配慮と従業員へのトレーニングが必要であると指摘されています。

これらの結果は、企業ユーザーのAIシステム関連投資重点領域の傾向にも反映されているとIDC Japanは述べています。

AI技術を活用し、競争力を高めるためには、企業が継続的にAI技術の導入・活用を進めることが求められるとしています。

スクリーンショット 2023-04-08 102947.png

出典:IDC Japan 2023.4

調査結果からは、AI技術の利用が広がっており、特に、企業がAIを活用してより洞察的な意思決定を行い、競争力を高める必要があるということが指摘されています。一方で、急速なAIの技術革新に対応するためにはセキュリティやデータプライバシーへの配慮と従業員へのトレーニングが必要であることも強調されています。

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