世界のコロケーション市場、エクイニクス、デジタル・リアルティ、NTTで30%を占める
Synergy Research Groupは2022年9月29日、「第2四半期コロケーション市場シェア」を公表しました。
Equinix, Digital Realty and NTT Control 30% of the Growing Worldwide Colocation Market
本調査によると、大手コロケーション事業者6社が世界市場の37%を占めていることが明らかになっています。
中国の事業者は自国市場を事実上支配しているため、13%を占めています。
中小規模のデータセンター事業者が非常に多く、存在する市場の50%を占めています。
コロケーション市場は、エクイニクス、デジタルリアルティー、NTTの3社が、全コロケーション収益の30%を占めています。
そして、CyrusOne、DigitalBridgeグループ、KDDIと続いています。
中国の事業者では、China Telecom、GDS、VNETが最大手となっています。
続くコロケーション事業者では、STACK Infrastructure、Mapletree、Chindata、Iron Mountain、Switch、H5 Data Centersが高い成長率で収益を拡大しています。
国別では、米国と中国が世界市場のほぼ半分を占め、日本、英国、ドイツ、シンガポール、インドが続き、これらで全体の24%を占めています。最も成長率の高い大国市場は、中国、ブラジル、インド、シンガポールです。
過去4四半期におけるコロケーションの世界総売上高は470億ドルでした。最近の為替変動の影響を除けば、基礎的な市場は引き続き2桁の成長率で拡大しています。
セグメント別では、リテール向けコロケーションが引き続き市場の大部分を占めていますが、ハイパースケール事業者が大量のリソースをリースしていることもあり、ホールセール向けの売上がより急速に伸びています。
出典:Synergy Research Group 20220.29