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今後、CEOは「デジタル」を最優先に 〜米ガートナーの調査より

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米調査会社のガートナーは2021年5月11日、CEOおよび上級ビジネス幹部を対象にした最新の調査結果を発表しました。

Gartner、大半のCEOは「今後2年間にわたり景気は停滞せず拡大する」と予測しているとの調査結果を発表

本調査では、2020年から2021年にかけての経済情勢を「拡大」と予測するCEO (60%) が、「停滞」と予測するCEO (40%) よりも多い結果となっています。

CEOの半数以上は『成長』に主眼を置き、危機を乗り越えた先には機会があると考え、『テクノロジ関連の変更』が続いています。

「デジタル」という単語を使うCEOは増えており、2021年の調査では5人に1人がビジネス上の最優先課題を回答する際に「デジタル」という単語を自発的に使用するという結果となっています。

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ビジネス上の最優先課題を回答する際に「デジタル」という単語を自発的に使用するCEOが増加

出典:ガートナー 2021.5

CEOは、自社の業界に最大の影響を及ぼす具体的なテクノロジとして人工知能 (AI) をあげています。CEOの30%以上は、量子コンピューティングは長期的なビジネス計画に大いに関連するものの、その具体的なイメージはつかめていないと回答しています。

「『デジタル・テクノロジの活用拡大』と『柔軟なデジタル・チャネルの要求』も、予測される顧客行動変化の上位3つに含まれており、デジタルを介した顧客へのサービス提供を継続的に改善していくことが不可欠であるとの認識を示しています。

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、デジタル接点の重要性は益々高まっていくでしょう。

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