DX解説（２０） データ活用のビジネス適用例

企業がDXを推進していくにあたって、データを収集や蓄積、分析や可視化などを通じて、データを活用できる状態にしていくことが大前提となりますが、

企業において、データを活用するための目的がなければ、活かすことができません。

経済産業省が公表している「DXレポート２」では、データ活用のビジネス適用例を紹介しています。

データの見える化による業務効率化では、予知保全の適用例を紹介しています。

それぞれの設備に、振動センサーを設置し、ネットワークとつなげることで、自動制御や異常検知、不具合の予測といった活用が想定されます。

そのほか、自動化による生産性向上の事例は業務効率の向上、予測を用いた最適化では需要予測などを紹介しています。

生産性向上や業務効率化だけでなく、重要になるのは、データを活用した新たなビジネスの創出です。

データを活用したシェアリングエコノミーや、情報銀行などの取組を紹介しています。

データを活用し、自社のコアコンピタンスを照らし合わせて、どのような事業領域に新たなビジネスを展開していけるかが、重要なポイントになるかと考えています。

データ活用のビジネス適用例

出所：経済産業省 デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ 2020.12

※経済産業省は「デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ」（2020年12月28日）を公表しており、この資料からも適宜引用しています。