APACのクラウド市場は、AWS、Alibaba、Microsoft、Tencent、Googleが上位5社、6位にはNTT
米調査会社のSynergy Research Groupは2020年9月16日、2020年の第荷四半期のAPAC地域のクラウド事業者の上位を占める事業者を公表しました。
AWS and Alibaba Lead the APAC Cloud Market; Microsoft Chasing Hard; Tencent and Google Follow
APACのクラウド市場は、第2四半期で90億ドルを超え、年間40%以上成長率となっています。
パブリックIaaSはこの地域で圧倒的に最大のセグメントであり、次にパブリックPaaSとマネージドプライベートクラウドサービスが続いています。
パブリックIaaSも第4四半期で最も高い成長率を示しており、マネージドパブリッククラウドも、VPCおよびベアメタルクラウドサービスの特に高い成長率となっています。
APAC地域は世界市場の3分の1を占めており、北米またはEMEAの地域市場よりもはるかに急速に成長しています。中国に次いで、この地域で最大のマーケットは、日本、インド、オーストラリア、韓国となっています。
クラウド事業者では、Amazon(AWS)とAlibabaが、四半期収益に基づいて、APACリージョンクラウド市場のリーダーであることを示しています。
AWSは、中国を除く5つのAPACサブリージョンのうち4つでフロントランナーであり、アリババは中国で強力なリーダーとなっています。
マイクロソフトは、3つのサブリージョンで2番目にランクされ、日本での地位が高く、APACリージョン全体で3番目に位置しています。
上位にランクされている残りのクラウド事業者は、複数の市場(GoogleとIBM)でポジションを持っているグローバル企業、または国内市場で強いポジションを持っている企業です。アリババを超えて、中国の次の5つのクラウド事業者はすべて中国の企業となっています。
日本では、富士通とNTTが上位を占めており、韓国ではネイバーとKTは韓国で上位を占めています。
出所:Synergy Research Group 2020.9