ミクロデータの新たな提供形態と利活用推進
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厚生労働省は2020年5月22日、「第1回厚生労働省データ利活用検討会」を開催し、厚生労働統計に係るデータ利活用の現状と課題などについて、議論・検討を行っています。
今回は、ミクロデータの新たな提供形態と利活用推進をテーマに紹介したいと思います。
厚生労働統計において、現在、利活用可能な制度は以下の通りで、制度によって、利用できる者や利用目的などに一定の条件があります。
出所:第1回厚生労働省データ利活用検討会
オンサイト利用では、
統計法制度の改正(平成30年6月)により「統計法第33条の2」が規定され、提供範囲が拡大(令和元年5月から施行)したことに伴い、ミクロデータ(調査票情報)の新たな提供(利用)形態として、オンサイト利用の本格運用が開始されています。
出所:第1回厚生労働省データ利活用検討会
ミクロデータの利活用推進では、
統計法の改正により調査票情報の提供対象が拡大されたことなどを踏まえ、探索的・創造的な研究と個人や企業の情報保護の両立が可能な調査票情報のオンサイト利用を推進しています。
また、オーダーメード集計及び匿名データの提供の対象を、高等学校相当の教育目的や官民データ活用推進基本法による重点分野に拡大し、手数料を見直しています。
出所:第1回厚生労働省データ利活用検討会
出所:第1回厚生労働省データ利活用検討会
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