テレワーク/リモートワークの利用ツール、オンライン会議の上位は、「Skype for Business（Teams）」と「Zoom」  

ＮＴＴデータ経営研究所とＮＴＴコム オンライン・マーケティング・ソリューションは2020年4月20日、「緊急事態宣言」を発令した4月7日からの4日間で「緊急調査：パンデミック（新型コロナウイルス対策）と働き方に関する調査」を実施し、その調査結果を公表しています。

主な調査結果と考察は

（１）新型コロナウイルス対策とその影響　～8割以上の企業で衛生対策を行っている一方で、完全在宅勤務を実施している企業は約１割、時差出勤の許可や奨励は3分の1程度にとどまっている～

（２）テレワーク/リモートワークの取り組み状況とその課題　～2020年4月時点で、週3－4回以上のテレワーク/リモートワークを利用している人は全国平均で20.0％、東京都に居住している人では36.5％～

（３）ライフスタイルの変化と現在の不安・心配・悩み　～約4分の3の人が「いつまで続くかわかならい漫然とした不安」を感じている～

となっています。

この中から、テレワーク/リモートワークの利用ツールを中心にとりあげたいと思います。

オンライン会議ツールをみると、テレワーク/リモートワークに取り組んでいる企業の従業員が 4 月時点で利用しているオンライン会議ツールは、39.1％が Skype for Business（Teams）、31.7％が Zoom であった。
次に、Webex Meeting(19.3％)や Google ハングアウト（Meet）（17.8％）が続いています。

4 月時点で利用しているオンライン会議ツール(N=453) （複数回答）
出所：ＮＴＴデータ経営研究所とＮＴＴコム オンライン・マーケティング・ソリューション　2020.4

データやソフトウェアに外部からアクセスするツール（リモートデスクトップ方式、クラウドアプリ方式、VPN 方式等）、電子メール以外のテキスト（文章）によるコミュニケーションツール（ビジネスチャット、
LINE、Slack 等）やオンライン会議ツールの利用は、毎月増加しており、2020 年 1 月までと比べると 4 月時点では約 2 倍となっています。

テレワーク・リモートワークの利用ツール （複数回答）
出所：ＮＴＴデータ経営研究所とＮＴＴコム オンライン・マーケティング・ソリューション　2020.4

出所：ＮＴＴデータ経営研究所とＮＴＴコム オンライン・マーケティング・ソリューション　2020.4