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テレビの映像も検索できる時代になる

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土日等の休みになるとDVDやビデオのレンタル店に行って好きな映画やドラマを借りることも多いでしょう。先日、DVDやビデオのレンタルの全国チェーンをしている方とプライベートでお話をする機会がありましたが、将来レンタル業界はこの先どうなるか先は見えない状況だとしながらも、不景気の今は、結構好調だという話をお聞きしました。その理由は、これまで旅行に出かけたり、映画を見に行ったりする消費者が、支出を抑えるためにDVDやビデオを借りて自宅で見るといったケースが増えてきているようです。

映像を見のはテレビだけでなく、YouTubeやニコニコ動画やGyao、そして、ひかりTVやアクトビラ等、様々なスタイルが生まれてきています。私も放送中に番組を見るといったケースは、極めて少なくなりました。 

今後は、テレビの見逃し視聴など、好きな時に好きな番組、さらには、見たいシーンだけ集めた映像を見るといった需要が増えてくるのではないかと考えています。

NTTぷららとデータスタジアムとマイクロソフトは、NTTぷららのIPTVサービス「ひかりTV」のサイト上で、マイクロソフトの「Silverlight2」を使い、RIA(Rich Interactive Application)サービスを構築し提供することを発表しています。具体的なサービス内容は、トライアル段階ですが、サッカーの試合の映像から見たいシーンをすぐに呼び出せる検索サービス「ひかりTV Play on search for soccer」を開始しています。 

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配信リストや優勝争いの中、そしてアクセスランキング等から、ゴールシーン等の見たいシーンを検索することができます。テレビが一方的に流される情報を見るのではなく、自らが見たいシーンを検索して見るということができるようになります。また、プレーに係る各種データの表示や分析することもできます。さらに、視聴者動向や他のユーザで感動のゴールシーンを共有したりするといったこともできるようになることを目指しているようです。 

将来的にはサッカーだけでなく、「ひかり TV Play on search(forジャンル)」といったように様々なジャンルに拡大をしていくようです。

パソコンや携帯電話では当たり前のように知りたい情報を検索できるようになりました。まだまだ、試行錯誤が続くことが予想されるかと思いますが、将来は、テレビでも検索するということが当たり前の時代になっていくかもしれません。


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