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カスタマイズド携帯が登場する(1) --コンシューマ編

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昨年末、モバイル業界は大きく賑わいました。「iPhone、Google Androidそして次世代高速通信無線は大きな波を起こす」や「ドコモのグーグルとアップル提携等による“反撃”への本気度」等でもご紹介させていただきましたが、ドコモの「ALL IN」、ドコモアップルとの交渉、Google Android(ドコモとのグーグル提携)、次世代無線通信(WiMAX)等、非常に多くの話題を提供してくれました。

 
2008
年は、これらの話題が実現へと向かう重要な年であると考えることができるでしょう。

 

ケータイ・ウィジェット(ガジェット)

Windows VistaがパソコンのOSに搭載されるようになってから、パソコンの世界ではウィジェット(ガジェット)が当たり前になりました。Windowsのデスクトップ上での利用をデスクトップ・ウィジェットと呼び、「iGoogle」、「netvibes」、「ヤフーウィジェット(My Yahoo!)」等のスタートページ(パーソナライズドホームページ)でウィジェット(ガジェット)が組み込まれているのをWebウィジェットと呼んでいます。

 
2007
1016日、KDDIは「au携帯電話向け待ち受け画面情報サービス「au one ガジェット」の提供開始について」を発表しました。待受設定されたガジェットのみが自動的に情報更新され、ガジェットを簡単に切り替え(ザッピング機能)できる等の機能を盛り込んだ端末も1月以降に発売されるようです。

 
2007
1219日、ヤフーは「Yahoo!ケータイ」向けサービスとして、検索ツールや天気予報などの「ウィジェット」を待ち受け画面に表示できる「Yahoo!デスクトップ」β版を公開しました(ITmedia 関連記事)。同日、jig.jpは、「「Yahoo!デスクトップ」に「jigletVM」をベースにしたjig.jp独自のプラットフォームを開発及び提供」すると発表しています。

そして、 米Yahoo!は1月7日、米ラスベガスで開催中の2008 International CESで、デザインを一新したモバイル用Webページのβ版と、最新バージョンのモバイルクライアント「Yahoo! Go 3.0」のβ版の公開を発表しました(関連記事参照)。


また、20071019日、ドコモやソフトバンクモバイル向けにフルブラウザを開発しているACCESSもウィジェット機能を含むソフトウエア基盤を提供し、携帯電話端末上でウィジェットを閲覧できる技術を今年の春に提供するとしています(FujiSankei Business i 関連記事)。

 

iPhoneの登場によって、携帯電話のユーザ・インターフェースの重要性が意識されるようになりました。これまで携帯電話は、iモード等の画面からアクセスして、ブックマーク等から指定のURLにアクセスするという使い方が一般的でしたが、ケータイ・ウィジェット(ガジェット)の登場により、携帯電話の使い勝手は大幅に向上し、携帯電話におけるフルブラウザ等のインターネットの使い方が大きく変化していく年と言えるでしょう。

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