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企業も個人も嘘のつけない時代

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最近企業の不祥事が大きくとりあげられています。不正会計、事実と異なる放送、建築法違反等数え上げたらきりがありません。

不祥事を起した企業は、一般のマスコミにたたかれるだけでなく個人のブログ等でも多くのコメントが投稿され、多くのユーザの目にさらされることになります。そして企業は一瞬のうちに信用を失い、市場から撤退を余儀なくされてしまいます。

また、企業が実態と異なる広報・宣伝活動をした場合、瞬く間に多くの消費者からブログやSNSで指摘を受け、逆にマイナス効果となってしまうこともあります。

一方で、個人においても嘘をつけない時代になりつつあります。mixi等のSNSがその良い例で、招待制でかつプロフィール等も書かれており、微妙に個人が特定できるために嘘はなかなかつけません。同様に「Wikipedia」や「はてな」等もユーザの信頼をベースに運営されています。

2chに代表される掲示板は、匿名で書けるので企業や個人が誹謗中傷され裁判になることが多々ありましたが、Web2.0の世界では見かけることは少なくなりました。

そういった意味でWeb2.0の時代は、CSR(企業の社会的責任)や個人の道徳を正しい方向に導くツールの切り札的存在になると考えることもできます。Web2.0を使いこなせる企業と個人が増えれば、きっとモラル意識の高い「美しい日本」や「品格のある国家」ができるのかもしれないと少し期待しているところです。

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