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Twitter本社の会議室は「@鳥の名前」らしい

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NYTの土曜版に、ディック・コストロCEOとTwitterの文化についてのコラム記事が掲載されています。コストロさんはスタンドアップコメディアン出身なのでTwitterの文化にもそれが反映されてる、という流れのお話。米国のスタンドアップは演者自ら台本も考え、ピンで舞台に立ってアドリブをかますという、頭がよくないとできない仕事です(ウディ・アレンもスタンドアップやってました)。あまり表情を変えずに早口で辛辣なことを約1時間しゃべり続ける、みたいな。

この長いコラムから、社内会議でもジョークを飛ばしまくるCEOの雰囲気を反映している企業文化のエピソードをご紹介。いずれも、6月に引っ越したばっかりの新しいオフィスの話です。

IT企業って、会議室に「第一」とかじゃなくて、地名(Appleのが有名)とか干支(これはアイティメディア。会議室12個以上にできない)をつけるらしいですが、Twitterの場合は、@kiwiとか@blackbirdってトリの名前になってるそうです。

カフェ(もちろん無料)の各コーナーは「#」や「@」がついてます(写真から推測すると、例えば付け合せのサラダ菜みたいなのが「@birdfeeder(トリの餌箱)」だったりとか)。

避難誘導標識には「火事の場合は、ツイートする前にビルから脱出すること」とあります。

そういうところは楽しそうでいいなぁ。でも、匿名希望の社員によるとコストロさんには無神経なところもあって、時間の節約のために幹部社員を電話1本でクビにしちゃったこともあるそうです。開発者向けガイドラインとAPIの変更で古くからの開発者やユーザーをがっかりさせたのも、そういう側面が出ちゃったのかもしれません(企業の向かう方向としてはそっちだろうとは思っても、やり方がそれこそちょっと無神経な感じなので)。

このコラム、コストロさんがTwitterに呼び戻したジャック・ドーシー(Squareが好調)は発想はすごいんだけど「一緒に働きにくくて、優柔不断」だと同僚から不評なので、今ではコストロさんにアイデアを提供するだけの役割になってる、とか、面白いエピソードも載っているのでお時間のある方は是非オリジナルを。

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