完璧を目指すApple、とりあえずリリースしちゃうGoogle
Googleのサービスが永遠にβみたいなものだというのはよく言われる話ですが、今日記事にしたGmailもまさにそんな感じです。「スティーブ・ジョブズ II」でジョブズが製品を完璧にするためにどれだけ力を注いだかを読んでいる最中ということもあり、Googleは対照的だなぁとつくづく思います。
どっちがいいとは言えないと思います。実はどちらかというと、私はGoogleのやり方が好きだったりします。民衆の意見なんかをいちいち聞いていたらいい製品は作れないかもしれませんが、サービスは多くの人からの「こうなったら便利なんだけどなー」というフィードバックを反映させるとそれなりに便利になると思うので。
今日のGmailのどこがβっぽいといって、歯車アイコンが2つになっちゃったとこが特に。
GoogleはGoogle+の立ち上げを期に、サービスのデザインを統一する方向にゆるーりと向かっているのですが、この、ページの上の黒いバーも統一感を出す要素の1つになっています。で、黒いバーの右端にある歯車アイコンに各サービスの設定がまとまることになっています。だから、今日追加になった表示間隔の変更とかテーマの設定とかの機能が、なんでこのアイコンに入らなかったのかが私にはよく分からない。おまけにこの歯が少ない方の歯車には、歯が多い方の歯車にあるのと同じ「設定」もあるんです。ジョブズがこれを見たらくそとかばかとか最低とか言うだろうなぁ。ま、そのうちまとまっていくと思いますが、こういう変なところがGoogleの不思議。サービス全体のデザインチームと、Gmailのチームの連携がとれていないのか、連携する必要はないと思っているのか。
GoogleやAndroidを使い慣れてしまっているので、機能がいつのまにか微妙に変わっていたりしても、あまり気にならない体質になっております。記事を書くにはよくないことなんですけども。
Gmailの新デザイン、おおむね嫌いではないですが、「表示間隔」を「最小」にしても、いままでの行間より広いのはなんとかしてほしい。8行で1行分くらい新デザインの方が天地幅が広い。
そんなわけで、せっかくなのでフィードバックしておきました。反映されるかどうかは分かりませんが、フィードバックできるのがGoogleのいいところなので。