中間選挙をサポートするソーシャルサービスたち やっぱり位置情報がポイント
今日(米国の11月2日)は米連邦議会の中間選挙です。数日前からFacebookやGoogleが選挙関連ツールを発表していました。2008年の大統領選のころは、オバマ候補がキャンペーンにiPhoneアプリを使っただけでニュースになりましたが、あれからずいぶんITが選挙に浸透した感じです。あのころと一番違うのは、位置情報を使ったツールの登場でしょうか。
Googleが、自分の住所を入力すると最寄の投票所をGoogleマップで表示してくれる「Google Election Center」をLabsで提供していて、Facebookはこれを「U.S. Politics」ページで利用しています。Facebookは自分が投票したことを友達に自慢できるバッジも用意。ABC Newsとのコラボでタウンホールもやってます。
Twitterでは民主党(@thedemocrats)と共和党(@gopconference)の公式アカウントはもちろん、Tea Partyやら各候補のアカウントもあり、それぞれがんがんツイートしています。それとは別に、@WashingtonPostや@NYTimesなどのメディアアカウントが速報を流しています。ワシントンポストの#Electionは、Twitterが最近始めた広告ツイート「Promoted Tweets」を使ってますよ。
でも、一番投票率アップに貢献しそうなのはfoursquareだと思います。中間選挙のために10万カ所以上の投票場をデータベースに追加して、ユーザーがチェックインできるようにしました。チェックインすると特製「I Voted」バッジがもらえるんです。foursquareのバッジコレクターだったら、これ当然欲しいですよ。foursquareはチェックイン情報に基づいた全米の投票状況マップも公開しています。
日本での次の大きい選挙は2011年4月(予定)の統一地方選挙みたいですが、このとき日本のソーシャルサービスもいろんなツールを提供してくれるといいなあ。最近はどうしても政治についてあきらめムードになりがちですが、投票はした方がいいと思うし、どうせするなら楽しい方がいいです。