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年末年始休業の留守電BGMをプロコにしてみた

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RAD Studio XE3のキャンペーンも今日が最終日だったりしてあわただしいが、年末年始の準備にもとりかからなければならない。

毎年恒例のキックオフは、1月にリージョン単位で行うそうで、アジアは日本だそうだ。

それはそれで準備が大変ではあるが、もうひとつ趣味半分の仕事が昨晩仕上がった。

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それは、勝手に恒例にしているBGM作成。休業期間中の会社の代表電話で流す留守電BGMに、そのとき取り組んでいる作品を選ぶようにしているのだ。今回で言えば、「プロコ」。すなわち、プロコフィエフの交響曲第6番ということになる。

留守電BGMは、背景に流れる音楽なので、決してメインになってはいけない。音声メッセージを妨げることなく、さりげなく、しかしスパイスの効いたものを流して、休み中でもわざわざ電話していただいたお客様に、少し得した気分を味わってもらいたい。

しかし、だ。プロコフィエフの交響曲第6番は、第二次世界大戦のすぐあとに作曲された作品で、全体的に陰鬱な空気が漂っている。最終楽章は、軽快ではあるが、留守電BGMにするには、活発すぎる。

やはり2楽章だろう、と選択したのが、これ。

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プロコフィエフ特有の調性が次々と裏返っていく美しくも不安げな音楽だ。

しかし、留守電BGMで不安げにしてどうする、という懸念があったが、実際、オルゴールっぽく仕上げてみたら、ぎりぎりセーフな感じになった。

今回から、楽譜入力用に長年使っていた古いバージョンのFinaleをバージョン2012に変えてみた。Finaleは、この種のソフトではデファクトで、フルオーケストラの楽譜作成も可能。フルオケを駆使する現代音楽作曲家も使っている。

楽譜としての表現力もそうだけれど、楽譜からの演奏も、それなりの機能がある。以前のバージョンが相当古いので、楽想記号をドラッグ&ドロップするだけで、演奏の表情が変わるのに驚いたりした。

そんな機能を駆使して、留守電BGM用に作成した楽譜をフルスコアに仕立てて、演奏させてみた。

だいぶ表情が違うでしょう。これを聞いて留守電に使おうと考える人はいないだろうな。

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