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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

Senchaが加わったことで改めて認識する製品名は適度にユニークであるべきであるという事実

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さて、8月末にエンバカデロの親会社であるところのアイデラが、Webアプリケーション構築ツールとして著名な「Sencha」を買収し、エンバカデロと統合していくとの発表を行い、ようやくその具体的な展開が開始している。つまり、12月13日にいよいよSenchaとDelphi/C++Builderが一緒になってイベントを行うというその名も「Sencha RAD Mix Tokyo」が開催される。

これまで本社サイドで進んでいた統合のプロセスが、ようやく日本でも始動した訳だが、当然Senchaがらみのマーケティング活動も開始しようということになる。とはいえ、まだ組織として完全に統合されてはおらず、Webサイトも別々なので、Sencha側とエンバカデロ側の双方での共同マーケティングという形式だ。マーケティング活動を開始するとなると、当然、世の中でSenchaがどう語られているかが気になる。ということで、Yahooのリアルタイム検索で、Senchaと入力してみたが...

なんてことだ!Sencha Ext JS、Sencha買収、Sencha RAD Mix Tokyoなどに交じって、煎茶おいしい、高級煎茶、お茶菓子がどうした、などなど。

エンバカデロは、なじみのない音で、電話口とか領収書をもらうときとかにとても苦労するけれど、あまりに一般的なのも困るのだな、と。そういえば、Senchaを「センチャ」というのも違和感があるし「煎茶」ってわけにもいかないしなあ。

ということで、Delphiなどのそこそこユニークで覚えやすい名前と比較して、認識しにくい「エンバカデロ」、一般的すぎる「Sencha」という対比が明らかになった。おそらくキーワードやタグなどでも、この一般的すぎる製品名は影響を与えるのではないかと推測する。今後のSenchaマーケティングの分析を待ちたい。

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