Delphi for PHPのスペイン発ビデオと国際化が進むCDN
週末に「Delphi for PHP」のビデオ第2弾が公開されました。早速、日本語の説明文を追加して公開。「うーん、しかし英語の公開前コンテンツリストをチェックしていたけど、こんなのなかったよな。できてすぐ公開したのかな」と思って記事の情報を調べてみたら、オリジナルコンテンツは、スペイン語でした。恐らく、Delphi for PHPの共同開発企業がスペインの企業だから。スピーカーの英語も、日本人にとっては、ネイティブより聞きやすかったりして。
このビデオは、データベースアプリケーションの作り方をデモしているのですが、コンポーネントベースでのデータベースアクセスのやり方(Delphiとおんなじ!)、AJAXの使われ方などをコンパクトに見せているので、分かりやすいです。
CDNの記事は、このようにオリジナル言語に対して、翻訳版をぶらさげることができます。たいていは、英語の記事がオリジナルであがりますから、それに、日本語やドイツ語、中国語などの翻訳版を掲載します。結構翻訳が盛んなのは、日本以外では、ブラジル。標準で英語が通じない国は、どこも積極的に記事を翻訳しているようです。そんな中、最近、力が入ってきたのは、韓国。一方、オリジナル記事の発信が多いのは、米国、日本のほかでは、意外にロシア。「カチューシャ」は意味も分からず原語で歌えるけど、ロシア語のコンテンツは訳せないなぁ、と、とりあえず日本では手付かずです。
CDNトップページの右上に表示された地球儀にカーソルを合わせると、対応している言語の一覧がポップアップ表示されます。この地球儀は、John Kasterが自分で古い素材を使って作ったんだそうだ。
CDNでもうひとつ面白い取り組みは、UIの翻訳です。日本語など、早期にローカライズに取り組んだ国は、CDNに移行した段階で、ローカライズされたUIを持っていましたが、世界何ヶ国語もサポートはしていませんでした。UIの文字列は、XMLファイルに格納されているので、これを編集して、新しい言語のリソースを定義すれば、何ヶ国語にも対応できます。そんなこんなで、先日気がついたら、なんと18ヶ国語にも対応していました。もっとも、その中でローカルコンテンツを提供している国は限られているのですが。
昨年の6月にJohn KasterらとバタバタとはじめたCDN(当時のBDN)の国際化対応が、こんなに各国で盛り上がるとは、ちょっとうれしい気分です。