オルタナティブ・ブログ > Allegro Barbaro >

開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

今さらながら、マルコヴィッチと秘密キッチ

»

オーケストラは、演奏会が終わると、次の楽譜をもらって1ヶ月ほどお休みに入ります。次の練習は、「初見大会」と呼ばれる初合わせで、まあ理想的には、それまでにそこそこさらっておく必要があります。

週末の練習がなくなると、日曜の夕方に長時間車に乗ることが少なくなってきて、週末のラジオを聞くことがなくなります。平日の朝は携帯ラジオを満喫していますが、さすがに週末はそういう時間もとりにくくなります。

平日は、通勤時間の「くにまるワイド午前様」、文化放送ですが、日曜日だけはTBSに鞍替えします。だいたい夕方5時に練習が始まるので、5時終了の「伊集院光の日曜日の秘密基地」を聞いています。

ラジオというと、みんなたいてい学生時代に思い出があるようですが、自分の場合は、社会人になってからです。川口にあった整備倉庫みたいなところで、船舶ナビゲーションのソフト開発をしていた頃、だるまストーブとラジオをお友達にして、こつこつプログラミングに励んでました。たしか、「小倉智昭の夕やけアタックル」が終わる頃、残業の届けをしないと、倉庫に取り残されてしまうのでした。

ところで先日、スカパーで「マルコヴィッチの穴」をやっていました。オフィスにある穴に入っていくと、ジョン・マルコヴィッチの脳内に入れるという5~6年ぐらい前の映画です。あらためて見てみると、同じ脚本家のカウフマンが自分を主人公にしてマルコヴィッチ以降の脚本業に悩む「アダプテーション」のほうが、現実っぽくってかえって理不尽さが際立って面白いと感じました。

それで、そのマルコヴィッチの穴のオープニング、すっかり忘れていたのですが、バルトークの「弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽」(そう、あのフィボナッチの数列でできているという説のあるやつです)の第2楽章で、あやつり人形を躍らせるシーンで始まるのです。「なんだ、バルトークもいろんなところで使われてるな」なんて感心しながら、そういえば、日曜日の秘密基地の人気コーナー「秘密キッチの穴」でも同じ曲が使われていることを思い出しました。


これは、「弦楽器、打楽器...(『弦チェレ』と略します)」のミニチュアスコア。高校のころに購入した年季モノです。

マルコヴィッチとヒミツキッチ、これはひょっとしてシャレ?と思って調べてみたら、結構有名な話でした。知らないのは自分だけ?

でも、音楽も合わせてくるとは、伊集院恐るべし。

Comment(2)