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T字型に知識を増やす

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夏休みにヨーロッパへ行ってリフレッシュしてきた。久しぶりに長時間飛行機の中にいたので、読書が進んだ。紙で読むので手荷物が増えたが。

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最近皆さんが取り入れたインプットはなんですか?

私でいうと、最近読んだ本は「映画を早送りで観る人たち」~稲田豊文著です。

実は、普段、この手の本をそれほど読んでいるわけではありません。
ニーズに迫られて、経営関係の本か、子育ての本を読んでます。
この本は子供のPTAの役員をやっていることで、外部の研修を受ける機会があり、そこで講師をなさった方が個人的に勧められた本だったのです。

ところで知識というのはT字型に作ると良いといわれています。
コアになる知識をとても掘り下げて学び(T字の縦の部分)、それ以外は薄く広く学ぶというやり方です。( T字の横の部分)

職種によって内容は違いますが、仕事を通して得る知識はまさしくT字の縦の部分を掘り下げることになります。
また、若いうちは会社に勤めていることだけでも新しいことに出会うので、T字の横の部分も自然と長くなります。
しかし、だんだんベテランになると通常の仕事をしているだけでは、横の部分の広がりの限界が来ます。

そこで意識的に横を広げる必要があります。
もちろんご自身が興味のある分野を広げることで構わないのですが、私のようにセレンディピティ(偶然の産物)を利用して横を広げるのも悪くありません。

インターネットを利用していると、私の指向性を理解してどんどんオススメをしてくれます。Amazonで本を買えば、この本を買った人はこういう本も買っています、と類似のものを推薦してくれます。ニュースも私の過去に見た記事を参考に似た記事をどんどん表示してくれます。

T字の横は繋がっている横の棒なので、そのような広がりでも構わないのですが、ちょっと飛び地を見つけたいと思うと、ちょっと違う角度から求める必要があるので
セレンディピティは有用です。

インプットの一例として本を上げましたが、インプットはもちろん本だけとは限りません。
今ならネットからの情報のほうが簡単に入手できますし、人から話を聞く、自ら体験をするという手もありますね。

縦と横のバランスの取れた大きなT字を作ってください。

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読んだ本の感想文は次エントリーで。

(そういや、息子は機内で本を読んでいなかったけど、夏休みの読書感想文はどうなっているのだろう??)

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