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入社式の社長訓話:ChatGPT vs 本人

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入社式の社長訓話。毎年同じメッセージでもいい、そのほうがぶれなくていいくらいに思ってはいるものの、新しいコンテンツで挨拶を作った。しかし、あろうことか前日にコンテンツをガラッと変えてしまった。メッセージはさして大きく変わらないのだが、なぜかしっくりこなかったからだ。ちなみに今回はChatGPTにも考えてもらったので、比較してみてください。

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**********入社式での私の話********************

Aさん、Bさん
アークコミュニケーションズへようこそ。
社員一同、BさんとAさんが入社なさるのを心待ちにしていました。

さて、コロナ禍が3年も続き、AさんとBさんの学生生活の大半が非常事態でしたね。
学校に通うこと。こんな当たり前だと思っていたことが出来なくなったわけです。
コロナ禍ゆえに、体験せざるをえなかった苦難、やり方を変えざるをえなかったこと、そして諦めざるをえなかったことが、たくさんあったと思います。

そういう状態にもかかわらず、学業を続け、無事卒業なさった、BさんとAさんに心から拍手を送りたいと思います。
さて、これらの経験は一体、AさんとBさんにどういう意味があったのでしょうか?

その結論を今見出そうとするのは少々早急すぎます。
10年、20年経った時に、それがどういう意味があるのか、わかるようになります。
いえ、わかるようになるというより、それらを意味あるものに、BさんとAさんがご自身で作り上げていってほしいと思っています。

アップルの創業者であるSteve Jobsが、Stanford大学の卒業式の祝辞でConnecting the dots という話をしています。

彼が養子に出された複雑な生い立ち、リード大学を中退して大学内をブラブラしていたこと、起業した自分の会社から追い出されて新しい会社を作らざるを得なかったこと、そういった一見バラバラな点が、時を経てつながって、運命的に今の自分がある、と語っています。

彼は、大学を中退してもカリグラフィーの授業には出続けていたのですが将来これがアップルコンピューターのフォントを考える際に役にたつだろうと見据えて、この授業に一生懸命潜り込んでいたのでしょうか?


違いますよね。

つまり、その時その時打った点をすぐさま有意義につなぐことは難しいのです。
後になって振り返ってみないことには、点と点はつなぎようがないのです。
だから今打っている点は必ずいつかどこかで繋がるはずだと信じて、一生懸命点を打つしかないのです。

私たちは皆、AさんとBさんがアークコミュニケーションズでたくさんの点が打てるように、応援したいと思っています。
ですから、ぜひ目の前にあることに一生懸命取り組んで、色々な点を打ち続けてください。

点を打っているときはそれが将来なんの役に立っているのか不安になることがあるやもしれません。そういう時はその不安を率直に私達に語ってください。


点と点を将来つなぐことができる能力とバイタリティも、このアークコミュニケーションズで身につけられるよう、私たちは応援したいと思っているのですから。一流の顧客と一流のパートナーと仕事ができ、多様性がある仲間と裁量の広い仕事ができるアークコミュニケーションズの環境において、必ずその能力は磨かれます。

この度はご入社、おめでとうございます。
たくさん点を打ってくれることを楽しみにしています。

*******ChatGPTが提案してくれた入社式の話*************

はい、大里真理子代表のアークコミュニケーションズの入社式にふさわしい社長訓話を以下に示します。

尊敬する新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

アークコミュニケーションズに入社したことを誇りに思ってください。当社は、常に変化するビジネス環境において、革新的なアイデアと行動力を持った人材が集まり、お客様に最高のサービスを提供していくことを使命としています。

新入社員の皆さんには、次の3つのことを心に留めていただきたいと思います。

第一に、常に学び続けることが大切です。当社では、常に最新技術や業界動向に目を光らせ、お客様に最高のサービスを提供するために、知識やスキルの習得に努めています。新しい環境に飛び込んだ皆さんも、積極的に学び、成長していってください。

第二に、チームワークを大切にしましょう。当社では、個々の力を最大限に引き出すことができるよう、チームで協力して業務に取り組んでいます。新入社員の皆さんも、素晴らしい仲間たちと協力して、お客様にとって価値あるサービスを提供するために、協力し合っていってください。

第三に、常にお客様の視点に立って考えることが大切です。お客様にとって必要なサービスや商品を提供することが、当社の存在意義です。新入社員の皆さんも、お客様の声をしっかりと受け止め、そのニーズに応えるために、常にお客様の視点に立って考えるよう心がけてください。

以上、3つのポイントを押さえて、常に前向きな姿勢で業務に取り組み、アークコミュニケーションズの成長に貢献していただきたいと思います。一緒に頑張りましょう。

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私はこのオルタナティブブログで過去の入社式の挨拶も載せているし、数あるエントリーからもっとパクったような挨拶をChatGPTは提案してくるのかと思った。しかし、著作権のことを配慮しているのか、文章そのものは全く違い、でも3つのテーマは、まぁ、なんとなく「らしく」はある。

遊び心でChatGPTに問いかけたゆえに、なんだか最初に作った私の挨拶がまだ私の中でこなれていなくて、しっくり来ていないと気づき、前日いきなり変えたのであった。没にした挨拶ネタは1年かけて熟成させて、来年の入社式で使えるのかな??

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