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オリンピストとゲレンデースキー対決したら、リミッターを外された

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クロスカントリースキーのオリンピストである恩田祐一さんの現役時代に「ゲレンデスキーはしないの?」と尋ねたら、「したいんですけど、万が一怪我でもしたら後悔してもしきれない。クロカンにマイナスになることは絶対しません。だけど、引退したらやりたいなぁ・・・」と言われたことを覚えている。流石プロだなぁと感銘し、そしていつか、引退したら、一緒に滑りたいなぁと思っていたのだった。

**********アークコミュニケーションズ全体会議の話から*******************

この3連休、YMCA関係者の方々とゲレンデスキーに行ってきました。
妙高高原だったので久しぶりに、元アークコミュニケーションズスキーチームのクロスカントリースキーのオリンピスト恩田祐一さんとご一緒しました。

恩田さんは、最後にゲレンデスキーをしたのは思い出せない(小学生?中学生?)と
いうほど久しぶりとのことでしたが、流石オリンピスト、クロカンでなくてもお上手です。

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私にとっては、ものすごいスピードで駆け下りていくので、恐怖心と戦いながら泣きながらついていきました。

そして、そののち、いつものように、YMCAの方々と一緒に滑りながら、スキーを教えていただいたのですが、いつもと違って教えが身体にしみこみ、随分と上達したのです。

今更、この年でスキーの技術が上手になることもないだろうと思っていたので、自分自身がびっくりです。自分のキャパシティが大きくなったと自覚できたのでとても幸せでした。

いつもは年に1回行くかいかないかのゲレンデスキーを今年は3回も行ったことも功を奏したのでしょう。

上達の秘訣を自己分析すると、三つあります。

一つ目は
怖がりで普段スピードを出せない私が、恩田さんの後ろについていかなければという強迫観念のもと、怖がりながらもスピードを出せるようになったこと。一人ではスピードは出せなくても、人の後ろについていくのは道筋が見えているのでスピードを出せるものです。

二つ目は
普段は、足をそろえてとか膝を曲げてとかストックの位置を・・・などとフォームを頭で考えながらこんがらがって滑っています。しかし、今回は、自分の能力をはるかに超えたスピードに対応するために、そんなことは考える余裕もなく、ひたすらスピードを出すために工夫して滑っていたら、自然と重心の位置が良くなったのではないかと想像しています。

三つ目は
長く滑ろうとするために、力を抜くことを覚えたからです。流石、オリンピスト、ゲレンデの途中で止まることがありません。(クロカンと違ってリフトで休めばよいのだから、とのことでした涙)いつもの私はコースの途中で5回くらい立ち止まるのですが、止まって休めません。体力を持たせるためには、力を抜くしかないと腹をくくったのです。

もっともYMCAの方には、「大里さん、それは棒立ち!」と注意されましたが、力を抜くことを覚えたおかげで、指導していただいたフォームに順応することができました。

つまり、恩田さんは何も直接的に教えてくださらなかったのですが笑、私がリミッターを外し、自分で創意工夫することの背中を押してくださったということですね。

当日の天気、ゲレンデがすいていたこと、ゲレンデにこぶがなかったこと、などスピードを出すことに挑戦する環境がいくつもそろっていたのも幸運でした。

常々思っていることですが、アクセルを深く踏むことを時々しないと、そのうちアクセルそのものを自分の能力より常に下でしか踏むことができなくなり、ついには自分のキャパシティが下がっていくという事です。

今回のケースはスキーでしたが、それは勉強でも、仕事でも、すべてにおいて同じと思うのです。

自分で時々アクセルを深く踏めるとよいのですが、そうそう簡単に出来ないことも多いでしょう。
かくいう私も、もっとスピードを出すことに慣れないと進化はない、と思いつつも、もう何十年もそれができなかったわけですから。

皆さんが仕事において、アクセルを思いっきり踏む機会があるといいなぁ、踏んでみたいと思う時が来るといいなぁ、そしてそのように背中を押してあげられるようになるといいなぁ、と思った三連休でした。

アクセルを常に目いっぱい踏むことはできませんし、してもいけません。
しかし、時々は意識して強く踏み込んで、ご自分のキャパシティを広げてください。そうしないと現状の能力をキープすることもできなくなります。
そして、アクセルを目いっぱい踏むことに協力が必要なときは、いつでもご相談ください。
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「ゲレンデスキー対決だ!」と挑んだからには、勝敗をつけねばならない。
視界が悪く、ゆっくり滑っている時にうっかり転んだ恩田さんに「転んだから僕の負けでよいですよ」と勝ちを譲っていただいた。調子にのって、「じゃぁ、次はクロカン対決ね!」と言ったら、かなり恩田さんにびっくりされて、「えっ??僕と一体何を勝負するんですか?」
「ほら、転んだ回数の多さとか・・・」どこまでも勝気な私であった爆

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