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生「ひふみん」を味わう!日本PR大賞パーソン・オブ・ザ・イヤー

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ひふみんこと加藤九段から天才の資質を垣間見た。

****************全体会議の話題から*******************************
ご存知の通り、私は日本PR協会の理事をしています。
日本PR協会では年に一度、日本PR大賞パーソン・オブ・ザ・イヤーを発表しています。

今年は、神武以来の天才棋士、ひふみんの愛称で人気を博している加藤一二三九段が受賞なさいました。
私は将棋は全く強くないのですが、幼稚園の頃からNHKの将棋講座を見ており、棋士にまつわる本や雑誌を読むのが大好きで、かなりの棋士オタクと言えましょう。

加藤九段は私が幼稚園の頃からご活躍で尊敬する棋士の1人ですから、一番前の席でかぶりつきでスピーチをお聞きしました(笑)メディアを通して見聞きする加藤九段と何も変わりませんが、お話の中で印象的だったことをお伝えしたいと思います。

ご自分でご自身のことを天才とおっしゃられてましたが、そのたぐいまれな資質として
・60年以上指していて、一度も将棋が嫌いと思ったことがないこと
・勝負の前に、一度たりとも負けるかも、と弱気になったことがないこと

神武以来の天才だったお若いころに比べて晩年の加藤九段は負けることが大変増えました。
にもかかわらず、このように思っていらしゃることに感銘を受けました。

まさしく、アークコミュニケーションズの5つのバリューである、「楽しく、正しく、新しく」の「楽しく」将棋をさしていらっしゃるのですね。

仕事を楽しむ才能が高いと自負していた私ですが、完敗です。加藤9段の心意気に達したいと思っています。


また、将棋は10の220乗のパターンがあると言われています。
平均でも次の指し手に80手ほど可能性があると言われています。
そのように色々な可能性があるにもかかわらず、天才加藤九段はパッと見て直感でもっともよい手を思いつく確率は95%ほどだそうです。

将棋の持ち時間は大変長いものです。パッと見でそんな高い確率で正解を言い当てるのなら、こんなに時間はいりません。
直感で感じた正解が正しいのかどうか検証をする時間、間違うわずか5%の確率をつぶすためににそれだけ時間を費やしているのです。

私たちの仕事に置き換えても、同じことが言えそうです。
これだけ経験を積んできた私たちですから、課題の解決法や、リスクの察知に直感はかなりあたっていると思います。
大事なことは、解決法が正しいのか顧客を含め関係者を説得できるのか、リスクを察知したときに立ち止まって対策を打つことが出来るのか。
そのために時間(エネルギー)を費やしたいですね。

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加藤9段のお話が全く終わる気配がなかったので、事務局がちょっと耳打ちしたら、いきなりそこで話をおやめになられた
「あぁ、メディアにこのこと取り上げられるな・・・」と独り言を事務局が言っていましたが、はい、とりあげられました(笑)

ひふみんこと加藤一二三氏、13分間スピーチして関係者がストップをかける

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