オルタナティブ・ブログ > マリコ駆ける! >

翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

仲間の知恵や業を頼る力の強化!

»

人は頼るより頼られるほうが嬉しい。と、私は思っている。仕事の出来る人ほど頼られるほうが嬉しいと思っている。仕事の出来る人のノウハウを上手に拝借したいものである。

**************全体会議の話から*********************

おかげさまで社員が増えて、チームとして仕事の量も質もアップさせることができるようになりました。
さて、チームとしての生産性を上げるために、「仲間の知恵や業を頼る力」の話を今日はしたいと思います。


頼み上手っていますよね~。
私が思うに頼み上手は三つの力に優れています。
一つ目は、頼むことに対する考え方やスタンス。二つ目は相手が気持ちよく引き受けてくれるためのノウハウ。三つめは断られることを受ける力。

一つ目の頼むことに対する考え方について

頼むことに罪悪感を覚えていませんか?
真面目でいい人ほど、忙しい相手の時間をとってしまうことに申し訳ないという気持ちをもっています。
そういう方に自分自身に問いかけていただきたいのは「誰のために、何のために頼むのか」ということです。

決して、あなたが楽をしたいから、さぼりたいからではないはずです。
「自分1人だけが抱えていては、お客様に迷惑がかかるかもしれないから」
「会社としてチャンスを逃してしまうから」
「会社としてトラブルを増やし、結局は皆に迷惑をかけてしまうから」
と自分ではなく、お客様やチームメートを主語にして考えてみてください。
お客様やチームメートにとって、自分一人で頑張るのが適切なのか、仲間の力を借りて仕事をするのが適切なのか、そう考えることで、判断がしやすくなると思います。

二つ目に大事なこと。せっかく勇気をもって頼んだのに相手に断られては残念です。
相手が気持ちよく引き受けてくださるノウハウを磨きましょう。

①丁寧できれいな言葉を使って頼む
 相手に助けたい、と思ってもらわなければいけません。
 そのためには相手への尊敬、信頼、が伝わらなければいけません。
 言葉遣いや、感謝の念をしっかり伝えましょう。
 相手の名前を呼ぶことも大事なことです。

②頼みごとをまず先に言う
 頼むとき、ついつい言い訳や困った状況の説明から始めてしまいがちです。
 前置きの前に、ずばり、頼みたい内容を話しましょう。
 「△△プロジェクトで私はそういうつもりで言ったんではないんですけど、〇〇さんが私のメールを読んでお怒りになられて・・・・」なんて話し出すと、相手はいったいどんな大変なことを頼まれるのかと、身構えてしまいます。「△△プロジェクトにおける顧客対応のことでご相談にのってほしいのです」と結論から。

③すみませんではなく、助かります、と言って感謝する
 最初からありがとうや、助かります、を言ったほうが、相手の自己価値観も高まりますし、自分を低めることにもなりません。
 可哀そうだから助けてあげる、よりも、頑張り屋を助けるほうが、助ける方としても名誉なことだと思いませんか?
  
④何でもないときから相手への信頼、ねぎらいを伝える
 こんな時だけ頼るなんて、と自分で自分の首を絞めないように、普段から人間関係を作っておけるとよいですね。
 また、人は頼むだけでは気が引けるので、頼まれるほうも積極的に受けておくと、頼む時にも心が軽くなりますね。

⑤相手が断れる余地を与える
 相手が引き受けてくれるノウハウと言いながら矛盾していますね。
 でも、相手に選択権があると思うと、頼む方も気が楽だし、頼まれるほうも気が楽ですね。


三つめは断られることを受ける力です。

⑤の相手が断れる余地を与えていながら、相手から断られて、ものすごく傷ついてしまうと、頼みづらくなっちゃいますね。また、断った相手も次から断りづらくなっちゃいます。

ここは、断られることを受ける力を磨きましょう。
自分の意図しない答えが相手から返ってきた時は、フィードバックと捉えます。
相手が断るのは、何もあなたを否定しているわけではないのです。
たまたま、何かの理由で、あなたの申し出を受けることが出来なかったのです。
相手がそういう反応を示したことで、あなたには新しいインプットが入ったと喜んでください。
新しいインプットが入ったことで、軌道が修正出来、良い方向に変わることのメッセージだと受け取って下さい。
断られても、頼みごとを聞いてくれた感謝の念を伝えることは忘れずに。


と、言うのは簡単。
でも私がアドバイスしたように心持ちを変えるのは大変です。
そこで、簡単なアクションから始めてみましょう。
具体的には二つ目のノウハウで話した
①丁寧できれいな言葉を使って頼む、名前を呼ぶ。
②頼みごとをまず先に言う
③すみませんではなく、助かります、と言って感謝する
をお互いに実践しましょう。アクションが変わると、心構えも変わるものです。

次回は、こうやって社内やお客さまやパートナーに頼まれごとをしたときに上手に断る力についても話したいと思います。

************************

えっと、まだ次回の話は考えていないのだけど、こうやって自分を追い込んでいくしかありませんな。。。。。

Comment(0)