マインドフルネス~グーグルのエバンジェリスト:ゴーピ・カライルの講演を聞いて
マインドフルネスに興味があって、グーグルのエバンジェリストであるゴーピ・カライルさんの講演を聞きにいった。ウォートンの日本人同窓会が主催していたので、講演よりも知っている顔に会えたことのほうがそのうち嬉しくなってしまった。これもマインドフルネス?
*********全体会議の話から*****************************************
インターネットを駆使して仕事をする時代です。
30年前の私が新入社員の頃に比べて、仕事のスピードは激増、触れ合う人の数も激増。ストレスの多い世の中です。
そういう環境の中で仕事をしていく私たちは、体とともに、心も上手にコントロールすることが大事です。
皆さんが楽しく健康的に仕事が出来るように会社としては
・先程説明をしたストレスチェックによる自己診断とそのフォロー
・過度な残業のウォッチ
・産業医による相談
・外部機関によるカウンセリング
などを用意します。
このように会社としても環境を整備していきますが、是非皆さん個人もご自身がリフレッシュできる手法を身に着け実施してください。
私はというと・・・
そうですね、最近は2週に1回、整体をしてもらっています。
スキーオリエンテーリングの普及や自分自身が楽しむことにエネルギーをかけているのも、私流のメンタルマネジメントなのかもしれません。
スキーは冬しかできないので、もっと手軽な「睡眠時間を削っても大好きな漫画を飽きるほど読む」という、かなり不健康そうなストレス発散法も持っています。
自分にあった方法が一番ですが、特に思い当たる手法を持っていらっしゃらない方のために、今はやりの「マインドフルネス」をご紹介しましょう。
マインドフルネスはご存知ですか?私もSさんに教えていただいて、早速グーグルのエバンジェリストで、グーグルでマインドフルネスの手法を用いて社内研修を行っているゴーピ・カライルさんの講演を聞きに行きました。
マインドフルネスとは、wikipediaによれば、
今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である。瞑想およびその他の訓練を通じて開発することができる。マインドフルネスの語義として、今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることであるとか、特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことであるといった説明がなされることもある。
ゴーピさんは、脳と体、心、呼吸、意識の集合体を「インナーネット(inner-net)」と呼び、この内側のテクノロジーとインターネットをはじめとする様々な外側のテクノロジーを統合し、最高のパフォーマンスを発揮できるように、心を落ち着け、心身を回復させ、エネルギーを充電する時間が必要だとおっしゃっていました。
お話しの中から印象に残ったことを3つほど紹介しましょう。
その1
一回に一つのことをすること
今、目の前にあることに集中するとも言いかえられるかと思います。マルチタスクが当たり前の世の中ですが、今、この瞬間に一つのことに集中することが重要で、余計なプレッシャーから解放されます。
その2
瞑想すること
一日1分とおっしゃっていました。出来もしない30分の瞑想をしようとすることより、1分を毎日実現することのほうが大事。
その3
自分を大事にすること
Friend yourself とおっしゃってたのですが、Friendという造語である動詞をどう日本語に訳しましょうか?自分と友達になる、自分と仲良くする、自分を大事にする・・・
友達との約束は必死に守っても、自分との約束はなかなか守れないもの。自分が望むことに心を澄まし、自分を大切にしてあげましょう。
自分の体と心を上手にコントロールし、楽しく仕事が出来るようになるよう、会社も皆さんも一緒に努力をしていきましょうね。
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「ねぇねぇ、職場でストレスチェックを受けたの?」と夫に聞いたら、「受けたよ。ストレスチェックを受けたことがストレスだった」。家庭内のことがストレスになっていないかは怖くて聞けなかった・・・(苦笑)