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親の実力が問われる夏休みの自由研究

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去年の今頃、小1の息子とず~っと夏休みの自由研究のことで喧嘩していた。

うちの子は、自分で自由研究のテーマを考えだすことは出来ない。
小1じゃそれは難しいだろうとも思い、私が色々提案していたのだが、返事はすべて「やりたくない」

だんだん私も腹が立って、「わかった、夏休みの自由研究は出さなくてよいから!」と息子に言ったのであった。

しかしながら息子は、宿題をしないで学校に行けるほど大物ではない。
始業式前日になって、アリバイ作りのような、夏休みの自由研究を行った。

こういうことに関して、私は手抜きの天才である。
かかった時間はわずか30分。
「氷を溶かす実験」
冷蔵庫から氷を取りだして、そのままの氷、水につけた氷、塩をかけた氷、など条件を変えて、どれが一番早くとけるかの実験とそのレポート作成である。

それでも、私としては、もう少し息子に観察記を書いて欲しかったのだが、やりたくない息子に書かせることは難しく、かといって、私が書くわけにもいかず、氷がとける様子の写真をべたべた貼り1行コメントがある、とってもみすぼらしい実験レポートを作ったのであった。

そういうことを忘れた秋頃、授業参観があった。
もうびっくりである。
全生徒の自由研究の作品を飾っていたのだが、なんと素晴らしい自由研究たちであろうか!

もちろん親の指導が入っているとは思う。でも、子供たちが少なくとも自分で書いているのは明白だし、制作に時間がかかっていることもわかる。

親である私がいかに手抜きをしたかが歴然であった(爆)

そして、作品には子供たちがお互いにコメントをつけている。

恐る恐る息子の作品のコメントを読むと・・・
「写真がたくさんあって、氷がとける様子がわかりました」
いい子だね、Y子ちゃん。

「コメントがもう少しあるともっといいと思いました」
ほんとだね、Z子ちゃん。

さて、今年は、親である私の力をバージョンアップさせようと書店にいって、「小学生の自由研究」という本を買った。(それだけで去年より進歩である)

それをふんふん読んでいると、自由研究のテーマ選びのコツがわかってくる。
ちなみに、な~んと「氷の長持ちくらべ」というテーマもあった(笑)
去年は、「私って天才?こんなの5分で実験出来て、それでいて自由研究らしいじゃない!」と思ったのだが、ハイ、定番なんですね(笑)

ところが、本に載っているテーマを息子に話しても、今年も片っ端から息子にテーマを拒否され、喧嘩になるという、全く去年と同じパターンになってしまった(爆)
そして、喧嘩のまま、今や息子はキャンプ中である。

しかし、はたと気がついたこともある。
夫も私も理系人間なので、ついつい実験や観察系のテーマを選ぶのだが、息子はそういうことに興味がない。

ググって色々探していると、収集して、分類して、コメントをつける、というのが一番簡単で見栄えのする研究だと言うことがわかった。なるほど~!

よし、こっちのテーマなら行けるかも!と昨晩ひらめき、息子の帰りをうきうき待っている母である。(結果はまたまた同じ様な気もするが)

ちなみに自分の夏休みの宿題はどうであったかというと・・・・
最後の日に、母には縫物をさせ、父には絵を画かせ、弟には算数の計算をさせ、と家族総出で夏休みの宿題に取り組んでいたのであった。。。。。

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