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コーポレートスローガン:深めるコミュニケーションって何だろう?

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「グローバルなコミュニケーション」と言うと、世界中の誰にでも通じるコミュニケーションのように捉えられる。しかし、どんな環境(言葉)でもターゲットの心に響くコミュニケーションを提供するのが、アークコミュニケーションズの「グローバルなコミュニケーション」としたいなぁと思って話したのが↓。

*********全体会議の話から************************************

広がるビジネス、深めるコミュニケーション
Communicate Locally, Market Globally

アークコミュニケーションズのコーポレートスローガンです。

時代と会社のフェーズにあわせて解釈を微妙に変えているところはあるのですが、今日は、私が最近感じていることをこのコーポレートスローガンに託して話してみたいと思います。

世界は年々小さくといいますか、近くなっています。
飛行機や高速鉄道などの移動手段が発達したこと、そして何よりもインターネットが発達したことなどが理由で、物理的な距離がさほど障壁にならない時代になっています。

反面地域は多様化しています。
ちょっと前までは、日本は一億総中流だと言われ、日本国民があたかも同じ嗜好性があるように言われていたのです。
テレビのような広く一斉に同じ情報を流すメディアが強く、大量生産・大量消費の時代でした。
しかし、今は「多様性」が受容され、違いを尊ぶ多用化を勧める方向に世の中が向かっています。

こういう状況下、加えて少子化で購買人口が減る中、企業が顧客に商品・サービスを提供するのは大変です。

単純化して考えると

・その地域に住むより多くの顧客の満足度を満たすために商品・サービスを多様化(カスタマイズ)するのか
・企業が現在提供している商品・サービスを求める顧客を世界中から探すのか

のどちらかで対応しなければ、今と同じ売上をあげることすら難しくなります。

例をあげましょう。
一昔前、緑茶は日本人誰もが飲んでいました。
そしてアジアの国の一部をのぞいて緑茶を飲む文化がないので飲まれていませんでした。

今は違いますね。私の子供のころと違って日本人だからと言って皆が急須でお茶を入れて飲んでいるわけではありません。お茶の消費量は減っています。

しかし、新しい種類のお茶の需要はあるのです。
ペットボトルです。「ペットボトルのお茶なんて、お金をだしてわざわざ買わないよ」と言っていた時代が懐かしいですが、こちらの需要はどんどん増えています。最近は粉末のお茶もありますね。

また、世界ではより緑茶が飲まれるようになり、日本のお茶の輸出は増えています。日本文化の一つとして味わってくださる方もいれば、健康を意識して炭酸飲料の代わりに飲むなど、日本茶を飲む理由は日本人より様々です。

人々の多様化するニーズに対応する戦略を選ぼうとも、世界中から自社の商品・サービスにフィットする人を探す戦略を選ぼうとも、丁寧なコミュニケーションの必要性は高まります。

その商品・サービスが顧客にとってふさわしい選択肢であるとのメッセージが顧客の心に届かない限り、購買はなされません。

情報が氾濫している時代、世界中に点在する潜在顧客の心に響くメッセージを届けるには、「本質」と「思い」の両方が届くコミュニケーションサービスが必要だとつくづく感じます。それが私にとっての深めるコミュニケーションです。


広がるビジネス、深めるコミュニケーション
Communicate Locally, Market Globally

皆さんも、お客様がなぜコミュニケーションにお金をかけるのか、私たちにどういうコミュニケーションサービスを求めているのか、時々立ち止まって考えてみてください。

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