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呼び方は大事:相手との関係性で言葉を選ぶ日本語。さて、子供の友達に対しては自分を何と言う?

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「私ね、この年で言うのも恥ずかしいんだけど、保育園の息子の友達に対して、自分のことをおばさんって呼べないの」とあるワーママが言った。「ははは、一世代上の私だって言いたくないんだから当たり前じゃない?」って言おうとしたら、「え~?そう?私言えるよ~だって子供たちからしたら、●●ちゃんちのおばちゃんじゃない?どってことないよ」と2~3人のワーママが応えた。彼らの方がよっぽど私より大人度が高い。

自分のことを自分で「おばさん」と呼ぶのは・・・自意識過剰と言われればそれまでだが、あまり嬉しくない響きの言葉である。

呼び方は大事だ。言葉はそのコミュニティの文化を現すし、言葉を変えることで文化も変わると思っている。

政治家を「先生」と呼ぶことから、勘違いが始まるのではないかと個人的には思っている。(そう言えばその昔「先生」と呼ぶと罰金を払わせる政治家がいたが・・・流行らなかったな)
社内で階級名で呼ぶのは悪いとは思っていないが、大里社長と呼ぶ会社と大里さんと呼ぶ会社では社風が異なるだろう。
血のつながらない「おばさん」「おじさん」に当たる単語がない欧米圏は、こういうところも個人主義の国だなぁと感じる。(Uncle Tomと言う言い方はあるけど、Uncleだけだったら、やっぱり血縁のあるおじさんだけに使うだろう)
中国語は日本語と同じで、血のつながらないおばさんには阿姨(アーイ)がある。年齢や立場に応じた呼称がたくさんあり、その昔儒教の影響を受けた国としての共通点を感じる。

日本語は相手との関係において自分のことをどう呼ぶかまで変える繊細な言語だ。英語だとこの手の使い分けはほとんどない。小さい我が子に対して自分のことをMomyとは呼ぶだろうが、自分のことは基本的に「I」だ。

さて、最初の問題に立ち返って、自分のことを何と言えばよいのか?件の女性は「出来るだけ主語を言わないか、「私」って言うのよね。でも子供に「私」って言うのも気恥ずかしい」と言っていた。

結局、「●●ママ」(アキラ君のお母さんならアキラママ)と自分のことを呼ぶのが、自分のプライドも傷つけず、無理なく通じそうということにはなった。

そこで、私もまねして、息子の友達に「●●ママ」と自分のことを言ったところ・・・・
「ねぇ、どうして、ママなんて言うの?僕はママなんて呼ばないよ!」とお母さんと呼ぶのがちょっと大人だと思っている息子からは、いたく評判が悪かった(苦笑)


ちなみにヨーロッパから来たうちのスタッフが日本でタクシーの運転手さんに「お兄さん、日本語うまいね!」と言われて、「えっ、僕はあなたの兄ではありません!」と思ったそうだ。しばらくしてから日本語のお兄さんには親しみの情が含まれているのを知り、今はそう感じるようになったそうだ。

確かに、子供たちに「おばちゃん」と呼ばれても、全くもって平気だし(ちなみに保育園の子は教育よろしくおばちゃんとは呼ばない)親しみすら感じる。つまり、自分で自分のことをおばちゃんと呼んで、相手に親しみを感じればよいってことか。う~ん。

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