新入社員と社長が話すと、社長のほうが学ぶことが多いって知ってる?
大学生と最近話すことが増え、学ぶことが多い。
アークコミュニケーションズは学生インターンを採用しているので、彼らと話すことはもともとあった。
弊社のようなベンチャーに勤めようと思う学生とは、バックグラウンドが近かったり、興味や価値観が近いことが非常に多い。仕事を直接依頼することもあるので、なんとなく彼らの能力もわかっているような気分になっている。(世代差のある彼らのことを理解しているなんて、実は大きな勘違いだとは思う)
さて、この4月から、関東大学女子サッカー連盟の理事を引き受けたこともあり、アークコミュニケーションズ(私の仕事)に直接興味のない大学生と話す機会も増えてきた。
今一番戸惑っているのは、「はたして大学生にどこまで要求していいのか?」である。
今時の、目の前にいる大学生の実力値がよくわからないのだ。
例えば・・・
公式戦のプログラムの表紙のデザインに対して、どういうフィードバックを出したらよいのだろうか?
弊社はグラフィック制作業を営むので、言えることはいろいろあったのだが、プロでない学生に、どういうアドバイスが現実的なのだろうか?
協賛金がほしい大学生にどこまで渉外活動を頑張らせたらよいのか?
(うちの営業になら言いたいことはやまほどあるが)
理事には大学の先生やチームの監督が多いこともあるが、理事たちの大学生の実力値の把握には感心する。
私だったら、正直突き放せないと思えることをぽーんと要求する。
私だったら大学生に決めさせればよいやと思うことでも、彼らに決断は無理と判断し、理事が決める。
流石だ・・・
私も大学生にアドバイスをしたりするのだが、通じているのだろうか???
少なくとも、彼らが私から学ぶより、私のほうが彼らからよっぽど学んでいることだろう。
その昔、「新入社員と社長が話すと、社長のほうが新入社員より学ぶことが多い」と言われたことがある。
若かった私は、「そんなことあるかなぁ???」と不思議に思ったが、立場が変われば、「全くその通り」と思う次第である。
ということで、なかなか楽しく理事会に参加している。
ただ、手配したベビーシッティングの時間までになかなか理事会が終わらないことがたまにきずなのだが。