4回に渡り社長による営業研修をするの巻
会社を成長させたい。そのためには、社員に成長してほしい。そこで、社員に投資をする。教育はそのためのひとつ。
と考えたまでは、よかったのだが・・・・
社外研修はなかなか選ぶのが難しい。受けてみるまで、本当のところ、その中身がよくわからないし、講師によって同じカリキュラムでも違う。もっと言えば、受講者だって、その時におかれた状況によって、研修の吸収具合が違う。
そこで、入社1~3年を対象に、営業研修を自分で企画し、実行してみた。
プロではないので、「教え方」「学ばせ方」には大いに改善の余地はあるが、「教えたい内容」は明快である。せっかくなので、社外研修では教えていなさそうなものを選びたかった。
今回、皆に学んでほしかったのは、「お客様の組織」について。
弊社のクライアントは大企業、外資系、官公庁や大学が多く、弊社のような小さいな会社は少ない。そうなると、弊社のサービスを購入することを考えてくれる人(部署)、決断してくれる人(部署)、反対しそうな人(部署)を探し当てる必要がある。
中堅以上のスタッフは、大企業や外資系にいた経験があるので、お客様の組織や意思決定プロセスなどを想像できることが多い。しかし、弊社でキャリアをスタートした若手スタッフは、仕事を通してなんとなく感じているものの、ぴんとは来ていないだろう。そこで、一度皆で集まって具体的な事例を紹介しながら、顧客の内部でどういうことが起きているのか、深く考察してみるのがよいかと思った。
4回講義を行ったのだが、
・稟議、決裁権限って何?
・物を購入する時にどういう部署が関与してくるの?
・そもそも大企業にはどういう部署があって何をしているの?どういう利害関係があるの?
・大企業と官公庁の意思決定プロセスはどう違うの?
など、実例をもとに色々話し合った。時にはアークと比較しながら。
その合間に、「銀行手形って何?」とか、単語は知っていても実態を知らないものについての質問が飛び出した。「なぜ社外取締役が求められるの?」「マトリックス経営とは?」のようにどんどん話が拡散された。
次は、研修の成果を実務に生かすための発表会です。