知ったかぶりのロシア語講座その4:愛称も名前も同じ音がたくさん
随分とブログを更新しなかったが、最後はロシア人の愛称について書いて、このシリーズをひとまず終わりたい。 さて、ロシア人の名前には愛称があることが多く、親しい関係だと愛称で呼ぶ。 その愛称だが、基本的には名前(ファーストネーム)に対して固定した愛称がある。
名前 愛称
アンナ アーニャ
マリア マーシャ
タチアナ ターニャ
ミハエル ミーシャ
を例にとるとなんとなく規則性がわかる。
名前 愛称
アレクサンドラ サーシャ
エカテリーナ カーチャ
ニコライ コーリャ
アレクサンドラはアーシャじゃなくてサーシャなわけだが、それでも規則性がわかるぞ!
しかし・・・皇帝プルシェンコの愛称はと言うと・・・
名前 愛称
エフゲニー ジーニャ
規則性を推測するのがつらくなってくる・・・ 私がロシア語の音韻論まで通じていないだけでГ(ゲ)とЖ(ジェ)の入れ替えは普通なのか・・・?
さて、ロシア人は決められた名前の中から、名前をつけるので、同じ名前の人が多い。 愛称まで同じだと識別に何の役にもたたないと私などは思ってしまうが、ロシア人はたぶんそうは思わないのだろう。
現代の日本における名づけは「他人との違い」をより意識おり、ロシアにおける名づけは「過去からの継承」をより意識しているということか。 名前がアイデンティティを現すのは間違いないが、そのアイデンティティの捉え方が国によって違うのが面白いなぁ。
もっとも、日本だって、その昔は、名前に共通の漢字を代々つなげている家も多かった。 (大里家も祖父の代まで「吉」の字がずっとつながっていた。宮司だったので)
残念なことに2か月漬のロシア語もほとんど忘れつつあるのだが、アークの44言語のサイトのロシア語ページを見て、ロシア語だとわかるようになったことで、とりあえずよしとしている。
http://www.arc-c.jp/global/intro.ru.html
あっ、翻訳がПереводであることはまだ覚えていますよ。