オルタナティブ・ブログ > マリコ駆ける! >

翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

絵本の翻訳:翻訳ではいかんともしがたい分類問題

»

息子を連れて小児科へ行ったら

はやい‐おそい、たかい‐ひくい―はんたいのほん

が置いてあった。

早いー遅い、高いー低いなど反対の概念を素敵なイラストで紹介。

例えば、大きいー小さいはこんな感じ。

Imag0029

大きなズボンと小さなズボン。 大きなテントと小さなテント。

 

 

翻訳も丁寧で好感がもてる。

素敵な本だから日本に紹介したい気持ちはわかるが・・・ この本を翻訳して日本に輸入するのには無理があると私は思う。

例えば、のるーおちるのページ。

Imag0030

確かに馬はのるーおちるなのだが・・・ 翻訳にあるよう、灯台はついているー消えている コンセントはさす、ぬく

そう、これはONとOFFという反対の概念なのだ。

FastとSlow、 HighとLowくらいならかろうじてなんとか日本人でもわかるのだが・・・

親としては・・・なんでこれが馬ののるーおちると同じ ページにあるの?と子供が混乱しないか不安だ。

親の私が読むと、そうなのよね、英語が母国語の人にとっては 馬に乗るも灯台がついているもONという意味では同じカテゴリーなのよね、 と面白い。

素敵な絵本なので大人が原文のまま読むのがよいかも!

Comment(0)