絵本の翻訳:翻訳ではいかんともしがたい分類問題
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息子を連れて小児科へ行ったら
はやい‐おそい、たかい‐ひくい―はんたいのほん
が置いてあった。
早いー遅い、高いー低いなど反対の概念を素敵なイラストで紹介。
例えば、大きいー小さいはこんな感じ。
大きなズボンと小さなズボン。 大きなテントと小さなテント。
翻訳も丁寧で好感がもてる。
素敵な本だから日本に紹介したい気持ちはわかるが・・・ この本を翻訳して日本に輸入するのには無理があると私は思う。
例えば、のるーおちるのページ。
確かに馬はのるーおちるなのだが・・・ 翻訳にあるよう、灯台はついているー消えている コンセントはさす、ぬく
そう、これはONとOFFという反対の概念なのだ。
FastとSlow、 HighとLowくらいならかろうじてなんとか日本人でもわかるのだが・・・
親としては・・・なんでこれが馬ののるーおちると同じ ページにあるの?と子供が混乱しないか不安だ。
親の私が読むと、そうなのよね、英語が母国語の人にとっては 馬に乗るも灯台がついているもONという意味では同じカテゴリーなのよね、 と面白い。
素敵な絵本なので大人が原文のまま読むのがよいかも!
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