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英語コンプレックスからの脱却:第二外国語のススメ

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コンプレックスは事実には由来せず、気持ちに由来する問題である。
だから、「気にしな」ければそれで済むのはわかっているが、頭でわかっても出来ないのだからコンプレックスと言う言葉が存在するのだ。

英語コンプレックスを柔らげるために、違う言語を習い、いかに自分が英語が上手かを実感するのもよいものだ。(経験談)

アメリカに留学してあと3カ月で帰国というところで、私の気持ちは憂鬱だった。
「2年もいたのに、全然英語が上手にならなかった・・・・・」(事実は違う。当然うまくなっているのだ。しかし期待値がそれ以上に高いので、英語コンプレックスに)

英語鬱になった私は卒業間際に単位にもならない「ドイツ語」の授業をとった。
ドイツ語は日本の大学で第二外国語として勉強していたので、初めてドイツ語を習うアメリカ人クラスメートより先んじている。アメリカ人コンプレックスを払しょくしたかったのだ。

このドイツ語の授業を通して学んだことは実に意義深い

一つ目
当たり前ながら、ドイツ語に比べれば私の英語ははるかにましであることに気がついた。
出来ないところばかりに目が行きがちな語学力だが、出来ることに注目したほうがはるかに幸せで建設的だ。
おまけにアメリカ人よりドイツ語がはるかに上手だったことも少しはストレス解消になったかな。

二つ目
ドイツ語は英語と比べ物にならないほど下手にもかかわらず、下手で恥ずかしいという気持ちが、なぜか英語より少ない。
英語はとても多くの人が習得している言語だと言う気遅れもあり、”これだけやっているのに”うまくならないという呪縛もあり、で金縛り。
しかし、英語がまじったような下手くそなドイツ語を話すことには、なぜか全く躊躇がない。英語だって同じように下手くそでも話せばよいのだ。

三つ目
ドイツ語の文法を知っている私からすると、それってめちゃめちゃ!と思うアメリカ人のドイツ語だったのだが、彼らはみるみる上手になった。
私が冠詞がderとかdasとか考えているうちに、彼らは全部demですまして話してしまう。
倒置でドイツ語は動詞が最後に来るんだよななんて考えているうちに、彼らは英語と同じ語順で
話してしまう。
これぞ、日本人が語学学習に躓くエッセンスが詰まったエピソード。
当たり前ながら、やっぱり話した量だけスピーキングは上手になる。

どれも当たり前のことだけど、頭で理解するのではなく、身体で理解するために第二外国語を一生懸命勉強してみるのはよいことだ。

それでは、第二外国語が上達して、英語と同じ悩みを持つようになったら?第三外国語を学べば問題解決だ(笑)

コンプレックスの解消法は人それぞれだが、是非お試しあれ。

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