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あなたの会社は会議が多いほう?少ないほう?

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arc communicationsやその前身が出来た頃は会議がない会社であった。
何かあったらその都度、話し合っていたので、それが会議と言えば会議だったのではあるが、大企業の会議漬けや定期会議とは無縁の会社であった。

ところで、そのような1対1の打ち合わせを繰り返していると、常にその輪に入る私はよいのだが、スタッフ間の情報共有がほとんどない弊害に気がつく。

こんな小さな会社なのに、「隣の人は何する人ぞ」
組織で働く者としていかがなものか。
そこで、会議なるものを始めてみるのである。

情報共有という観点からはなかなかよかった。
しかし、今度は違う弊害が気になりだす・・・・

この人数をこの時間集めて、費用対効果が出ているのかという強迫観念である。
よって、どのように会議を効率的・効果的に行うか知恵を絞るのだが・・・

結局、会議の効率化は会議そのものを減らしてしまうことが一番簡単である。

そして、会議を減らしたら、増やさなければいけないこともある。
それは、適切なタイミングで、必要な人で行う、「打ち合わせ」である。

なんてことはない、起業当初に戻ったということである。

さて、先日、「脱会議」なる本を買った。

一度著者の営業に関する講演を聞いた時に、営業会議の無駄についてトクトクと語っていらっしゃって、それをヒントに弊社の営業会議を減らしたことがある。

講演での「こぼれ話」がメインディッシュになったのがこの本である。

何にびっくりしたかというと・・・・世の中の大企業って、こんなに会議が多いんだということだ。
(大企業勤めを辞めてからかれこれ15年経っていることに今さらながら気がついた)

久しぶりにarc communicationsの会議の改善に手を入れようと思って、買った本だったのだが、「いや、うちは随分まし」と慰められてしまった(笑)

効率的な会議運営については「絶対解」がないと思っている。
同じ方式の会議を長年繰り返すことが一番リスクが高く、時々やり方を変えることが大事だ。

しかし、やり方を変えるのは実は難しく、「捨ててしまう」ことが一番簡単だったりするのであった。そして、間をおいて再開すれば、それが「改善」なのである。

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