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退職は卒業であってほしい

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へぇ~、坂本さん小俣さんも転職したことないんだなぁ・・・とびっくり。
転職回数3回の私にとって、「退職」は会社にとっても社員のとっても当然あるべき選択肢だ。
(転職回数は友人と違って少ないとまで思っている)
それはお二方と違って、私が西洋文化の強い会社に勤めていたことが大きいだろう。

仕事は自分の意思で選んでいる。
自分で選んだからこそ、その環境で努力する義務があるし、環境が個人の成長を満たせなくなった時は、転職する権利もある。

以前、私はスタッフの退職の時に、「卒業」という言葉を使っていた。

というのも、起業した頃、「あなたが会社を卒業する時は、会社のMarket Valueをあげていってほしい。私もあなたの転職市場におけるMarket Valueあげるから。」と入社する人と約束していたからだ。

会社を去る原因は、どちらかに「非」があるというより、お互いが進みたいベクトルや価値観が異なってしまったせいだと思う。
経営者としてはスタッフの成長欲望を満たすために努力をするが、小さい組織ではすべての欲求を満たすことも出来ない。
各々が目指したい成長を成し遂げるために、環境を変えるという選択肢はありだと思うのだ。

だからこそ、別の道に進むという、「卒業」という言葉がふさわしいと思っているのだが、経営者として、決して優秀なスタッフの転職を推奨したいわけではないので、最近この言葉を使うことを「卒業」したのであった。

「僕は大里さんとの約束を果たしましたし、大里さんも約束を果してくれました」と明るい顔をして辞めたスタッフがあり、こういう優秀なスタッフに辞められると会社としては非常につらい(>_<)

最近は、「会社と、個人と、顧客の成長ベクトルをあわせる努力をする」ことを常日頃、スタッフに対しても口にするようにしている。

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