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セミナー「英文ニュースリリースの書き方と要点」に出席して

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日本パブリックリレーションズ協会主催の英文ニュースリリースの書き方と要点のセミナーに出席した。講師はビジネスワイヤ・ジャパンの代表取締役の小林氏。

アークコミュニケーションズもプレスリリースの英訳の依頼をよく受ける。
プレスリリースの翻訳は翻訳会社泣かせではある。
・短いので(ボリュームが少ないので)売上は小さい
・短いのにメッセージ性が強く、翻訳が難しい
・会社ごとにプレスリリースのスタイルがあり、合わせるのはなかなか大変

講演の中で、陥りやすい英文プレスリリースの問題として下記の問題を挙げていた。
・(一文が)長い文章
・受動態を使った文章
・不要に長い言い回し
・法律用語、会計用語、技術用語の多様
・注釈(が必要な用語)の多様
・抽象的な言い方
・必要以上の説明文
・第一人称、第二人称の利用
・大き過ぎる段落

翻訳会社として原文(字面)を忠実に訳さないのは、正直なところ勇気がいる。特に「抽象的な言い方」をそうでない言い方にするのは、出せない勇気に近い。

翻訳作業は、言葉を訳すだけでなく、その文化的背景を含めて訳す必要がある時もあるが、クライアントあっての翻訳作業は、クライアントの意図をするところを、第三者の翻訳者が的確に把握するのは難しい。
お付き合いの長い会社ほどプレスリリースが訳しやすいのは、暗黙知の共有が進むからだ。

とはいえ、15年前に比べると、日本語のプレスリリースの文面そのものが、ローコンテキスト化してきていると思う。
グローバライゼーションや国内の多様化が進み、ハイコンテキスト文化だった日本のローコンテキスト化が進んできたことの表れなのであろう。

関連エントリー:ハイコンテキスト・ローコンテキスト文化のこと
グローバルビジネス:言葉の違いよりも、バックグラウンドの違いに苦労することのほうが多い。

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