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翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

eメールの最初の5行で要件たしていますか?

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私の答えはNOだ。英語なら例えば

Dear Ron,
Attached please find a ....

といきなり結論から始めるが、日本語なら

鈴木様
アークコミュニケーションズ大里です。
いつもお世話になっております。
このたびはお忙しい中、お時間下さり誠にありがとうございました。
お陰様で、現在手がけられているプロジェクトの概要の理解が深まり、翻訳をする上で御社が強調されたい点について確認が出来、大変有意義でした。
さて、このたびのお見積りですが・・・

となる。

英語だと絶対こんなまだろっこしい書き方はしないのだが、(同じ内容を書くにしても結論のあとにそういうことは書くであろう)日本語のメールで、「お見積りを送付しますのでご査収ください」といきなりは書けない。
三歩譲って、見積もりならまだしも書けるかもしれないが、クレームや値下げ交渉という話だったら絶対最初から書けない。

でも英語なら

Please reconsider the price.......

と迷わず書き始めるだろうなぁ。

「報告は結論からせよ」とスタッフに言う私も、文章になると、英語は結論から、日本語は起承転結の順番が一番すんなり来ると思っている節がある。

しかしそうとばかり言っていられない事情もある。

「今やeメールを端から端まで丁寧に読むことは不可能になってきたよねぇ」とある人が言ったら、アメリカ人の知人が、「だから僕は最初の5行しか表示できないようにメーラーを設定しているよ」

日本人もそうなる日が近いかも。(既にそうしている人は結構いるのだろうか??)そうなったときのために、起承転結なんて言わずに日本語でも結論から書くべきか。
日本語のメールを長目に書く私はちょっと考えてしまったのだった。
皆さんはどうしているのでしょうねぇ。。。。

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