どこまでが車?
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どういう共通項を見出して、同じ言葉を使って表現するのかは興味深いトピックだ。何(十)年もかけて、仲間同士でそこら辺の意識あわせをしているので、大人の間ではそう感覚に狂いはない。
さて、言葉を覚えたての子供は?
我が息子はやっと「ブーブー」と「にゃんにゃん」が言えるようになった。そしてこの言葉が指す範囲は面白い。
道路に走っている車はブーブーである。そして電車もブーブーである。「でんしゃ」だよ、と教えるのだが、まぁ、発音も難しいし、鉄の塊が動く物体という意味では共通項であろう。自転車はブーブーとは言わない。
リアルでないものでもブーブーかどうか区別がつく。ミニカーはブーブーである。絵本に書いてある車もブーブーである。
犬を見ても猫を見ても、きつねの絵もらくだの絵も「にゃんにゃん」と呼ぶことに比べ、はるかに概念がはっきりしているようだ。
さて、先日絵本を読んでいたら、突如、「ブーブー」。
農夫がトロッコを牽いている絵だったのだが・・・
辞書を引くと、車とは「軸を中心にして回転する仕組みの輪。車輪。」と書いてある。
トロッコには車輪が4つある。なるほど~。確かに車である。意外に車の本質的なことがわかっているもんだなぁ。。。
と感心して絵本を読み続けていたら、またしても、「ブーブー」。
いや・・・これは・・・・確かに車輪は2つあって四角いけど・・・
お母さんが掃除機を使うところを見たことがないので、わからなかったのでしょうか?(爆)
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