耐用年数が違うからデザインは別にしたい
紙やWEBや動画メディアの制作物をワンストップで請け負えるのがアークコミュニケーションズの特長のひとつである。このワンストップの利便性とは何であろう?窓口がひとつだと便利だというのは直感的にわかるが、なぜ便利なのであろうか?
担当者の立場からは、ベンダーに何度も同じことを説明しなくてもすむメリットが大きい。コンセプトや社風や伝えたいメッセージを理解してもらい、それに沿ってすべてのアウトプットが作られるのは効率的だ。
経営者の立場からも「統一がとれ、使い回しが利く」のは安心だ。
メディアによってメッセージがバラバラなのは気持ち悪いし、とにかく重複して作らなければいけないことは無駄に思える。ワンソースで色々なメディアに使えるのがよいのは間違いない。
では、どこまで使い回せるのだろうか?
以前は当然のようにデザインもその範疇に入ると思っていた。
今は全くそう思っていない。むしろメディアによって変えた方がよいとさえ思っている。というのも、耐用年数が違うメディアでデザインを揃えることの弊害に気がついたからだ。
例えば印刷物の会社案内とWEBのコーポレートサイトのデザインを揃えたとしよう。会社案内はリクルートのタイミングでデザインリニューアルをするのかもしれない。WEBのコーポレートサイトは年度変わりのタイミングでリニューアルを行いたいかもしれない。その際、どちらか片方だけリニューアルすると、突如、もう片方が急に古臭く感じてしまう。マーコムマテリアルを常に同時にリニューアルすることもコストの点からもエコの点からもメリットを感じない。(CIを変えるなどするのなら別だが)
それなら、最初からデザインは共有しないほうがよい。共有するのはデザインコンセプトまで。
最近の私の興味はWEBよりも紙媒体で、弊社の印刷物のマーコムマテリアルを全部見直している最中に、つくづく感じたことでした。。。。。