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翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

勝てない勝負はしない=コンペは参加することに意義はない

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弊社のWEBコンペの勝率は8割を超えている。こう言うと、「秘訣は何ですか?」と驚きをもって聞かれる。「お客様の立場にたって、愛をもって、お客様が抱えている問題から分析して、地に足がついた実行可能な解決策を提案しているからです」としか答えようがない。(残念なことに、皆さんにお教え出来るような「10分でわかる必勝勝戦術」のようなものは持っていない)

ただ、経営者の立場からは言えることがある。「勝てる自信のないコンペには参戦しないから」。

コンペに参加する時に、「ダメモトで参加しよう」と勇気づけるために言う人がいるが、これには私は反対である。オリンピックと違って、参加することに意義があるコンペはないと思うのだ。

コンペに参加するためには、たくさんの人を巻き込んで、足りない知恵を絞り出して、膨大な労力をかけるのに、それが無になった時の焦燥感と言ったら・・・そして逃げた魚はとてつもなく大きく見える。(コンペに勝っても、「しまった~こんなおいしくない案件はとるんじゃなかった」と後悔することもあるのにね)

負けた時は、せめて負けた理由などをクライアントに聞いて何かをGETしようと思いはするが、勝った人のプレゼンを見せてもらえるわけでもないので、得るものは少ない。

勉強したいのなら、コンペに参加せずに、単なる勉強会で同じことをするほうが精神衛生上よいと思う。

将として思うが、戦に負けてよいことは何一つない。特に規模の小さい会社は体力を消耗するので本当によいことは何一つない。コンペは義務ではないので、逃げるが勝ち。勝てる見込みがないものは最初から参加しなければ、負けることはない。

ちなみに言葉のまやかしに聞こえるだろうが、失敗は私にとってはOKなのだ。失敗はGive Up宣言を出さない限り、「負け」ではないので。新規事業の立ち上げを失敗した経験があるが、新規事業の立ち上げ自体を全くあきらめていないので、こちらは私にとって「負け」にならないのだ。

それでも弊社は会社の規模からしたらコンペに参加する回数は多いほうだと思う。戦では死なないが、コンペ前には死亡状態に近いほど頑張ってくれているスタッフがいるから勝ててます。感謝!

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