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正しい「冬眠」 vs うつらうつら

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日経ビジネスに掲載された堀場製作所最高顧問の堀場さんの話は、長年感じていたことをロジカルに説明してもらった気持ちになった。

------------引用(日経ビジネス2009.4.27号 終わらない話)------------------------------
会社にも「冬眠」すべき時期がある。まさに今がそうなのではないか。冬眠と言っても、ただじっとしていればいいというわけではない。無駄な動きをやめて基礎代謝を減らしながら、一方で頭や内臓はきちんと動かしておく。春の訪れと同時に俊敏に動くための準備である。
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全てのポジションで攻めに強いタイプと守りに強いタイプに分かれるだろうが、経営者のポジションは、自分からしかける能動的な人が圧倒的に多い。

だから、このような不況という問題が起きた時に、問題を打開すべくさらに精力的に動き回る経営者の方が多い。攻めるのが好きな経営者にとって、何もしないというのはかなりの勇気がいることなのだ。

しかし、流れが悪い時にもがくと、エネルギーを浪費するだけで、効果がでないことが多いのはまぎれもない事実だ。

以前、上司に言われた言葉で今でも覚えている言葉がある。
「君も俺も、性みたいなもんで、問題が起こるとその問題に対応すべく莫大なエネルギーを使うだろう。でも周りを見るとさぁ、意外に何も対応しない怠け者経営者のほうがうまくいっている気がするんだよ。うまく説明できないんだけど、時が解決するというかさぁ、ほおっておくことで解決する問題も結構多いんじゃないかなぁ・・・」

それまでの私はビジネスは即断即決と思っており、スピードは早ければ早いほどよいと思っていた。しかし、彼の言葉はなんだか私の直観に訴えるものがあり、それ以来、実は私の中では少し遅めにいつも行動を起こしている。
(最近は遅すぎるかなぁと思うこともあるのだけど)

堀場さんの話はその直観で感じた事が腑に落ちた感じ。
そうか何もしないのではなく、無駄な動きをやめて基礎代謝を減らしながら、春の訪れを待っているんだ!

さて、そうと今さらわかっても私はこの2か月に4つも新しいサービス(リライト・CMS診断・英語サイト評価・外国語サイトワンストップ制作)を立ち上げてしまった!しまった??!!
でも、いいのよ、私は新しいサービスの立ち上げにさほどお金を使っていないから。私はぐっすり冬眠ではなく、春眠暁を覚えずでいこ~っと!

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