不況でよいこと3つ
困難が起こると、いつの間にやらアドレナリンが出てきて元気になるお得な性格だ。(マッチポンプにならないように気をつけよう)
先日ソフトブレーンの創業者宋文洲さんの講演「不況は乗り切るものではない」を聞いてつくづくそう思った。
さて、不況の時に、あぁよかったなぁと思うことが3つある。
ひとつ目:小さい会社でよかった。
市場のシェア数十%を占める企業は大変だ。市場が悪くなると、メジャープレーヤーにとっていくら頑張っても、売上を維持することは困難に近い。またせっかくシェアを増やしても利益が減ることも多い。(トヨタは世界一になって赤字・・・・)
しかし、アークコミュニケーションズの現状はシェアにしてゼロコンマ数%の大きさだ。うちのような小さな会社も市場の影響を受けないことは決してないけど、大きな商談をいくつかとれば、売上も利益も増える。
危機意識のもとお尻に火がついて攻めにいけるからチャンスだなぁと思う。
ふたつ目:今までやろうやろうと思ってやらなかったことことに着手できる
アイディアは普段でも浮かんでくるけど、人に話しただけで実行せずにそのままにしてしまったことが山のようにある。好調な時は実行しなくても困らないのでそのままになりがち。
ところが、不況になると、現状を打破しようと、今までの怠け心を反省し、実行に移す。まるで神様から行動に移すきっかけを与えられているようだ。
アイディアだけでとめていた新規事業についてフィジビリティを調べていく。すぐさましぼんでしまうチンケなアイディアも多いのだけど(笑)
みっつ目:無駄を削除できる、辞めることが出来る
会社を経営していて思うのは、始めたり、続けたりすることよりも、辞めることのほうがはるかに難しいということだ。
新しいことにチャレンジし続けていると活動量が増えて、いつかパンクする。こういう時にこそやらないことを決めて、スリム化するのだ。
ちなみに宋さんによれば「不況は乗り切るものではなく、利用するものだ」そうだ。