オルタナティブ・ブログ > マリコ駆ける! >

翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

母校の卒業式に出席してみた

»

私が大学を卒業した22年前は、卒業式が開催されていなかった。おんぼろ教室で、学科ごとに卒業証書が配られただけだ。このたび、来賓扱いを受けて、卒業式に参加するチャンスをいただいた。そうそう、今時はインターネットで卒業式の模様を中継するんだよね。それも、手話つきで。

小宮山総長の告辞はとっても心に響き、それだけでも参加してよかったなぁと思った。
総長は「他者を感じる力」という言葉で、空気を読むことの重要性ではなく、他との異質性を理解する重要性をおっしゃっていた。あぁ、私の今まで言葉足らずだった思いは、こういうことを伝えたかったのだなぁと思ったからだ。

最近、私は高校生に対して「母校を受験してください!」と話すことが数度あったのだが、その時に使っているキーワードは「想像力」

経験の少ない若者が、経験の多い大人に勝てるもの。
それは自分が経験したことのないもの、わからないものに対する、「想像力」だと思っている。経験の多い大人だってすべてを経験することは出来ない。自分が経験したことのないことや、自分の価値観と違う価値観を想像して理解し、多様性を受け入れることが、豊かな社会に繋がると信じている。その想像力を鍛えるもののひとつが学問や教養だと思うのだ。

しかし、そんな話を高校生にしたなんて、私も説教くさいなぁとつくづく思った。
総長の言葉はとっても心に響いたが、それは今の私だからで、大学4年生の時に聞いても、全く覚えていないだろうなぁ^^;

Comment(3)