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翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

面白いことと儲かることは違うのか??~CMS編

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新しいことが好きだ。人がやっていないことは面白い。が、それでガポガポ儲かったなぁという経験は残念ながらない(涙)

経営者によって考え方は違うだろうが、いくら投資・勉強プロジェクトでも仕事として受けたからには、赤字にはしない主義だ。最初の仕事から黒字にしている。そうすると、こんな新しいことが出来て、それでいて楽しくて、しかも黒字で、2番目のプロジェクトはもっと効率よく出来るはずだから、次もそういう仕事をとるぞ~!!と思う。が、なかなか出来ない。

端的に言えば、横展開が下手ということだ(涙)理由は色々あるが、時期の問題もあると思っている。
先進的なことが好きな顧客というのは必ずいる。だから、「そうか、誰もやっていないのなら、一緒に第一号になろう!!」と盛り上がる。が、第二号を探すのはとっても私たちにとって大変なのだ。体力のない私たちにとって、種まきの前の畑を耕すところから着手しなければいけないことを、根気よく続けるのは努力と根気が必要だ。

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近頃、CMS(コンテンツマネジメントシステム)の引き合いが大変多い。当社として積極的に営業活動をしているわけではないのだが、引き合いが山の様に来る。営業は嬉しそう。かたや私は5~6年ほど前はあんなに頑張ったのに、あまり受注に結びつかなかった・・・と拗ねたくなるのだが、経営者としては大変ありがたいことだ。何もしなくても引き合いが来るなんて、左うちわだ。

ちょっと感傷的になっているのは、先日引き出しを整理したら、私がCMSを売り込むぞ~と一生懸命になっていた頃の資料が山のように出てきたからだ。当時だって決して最先端というほどではなく(S/WのPRO&CONS一覧表には既に40以上の製品名があった)、私としてはそろそろ刈り入れ時だと思って営業していたのだったが。

市場が熟したのだなぁと思うのは、最近、ユーザーとして、私たちが重宝がられることも多いことだ。

例えば、翻訳事業部では翻訳の納品物を直接CMSを使ってWEBサイトにアップロードする仕事の依頼が来る。ユーザーとしてなら別に当社でなくても、と当初は思ったのだが、実際そうではない。
ユーザーとして使ってみると意外にシステムが安定しなかったり、顧客がしたいことをadhocに対応する必要性が出てくる。やっぱりCMSのノウハウを持っている私たちに頼む意義が顧客にはある。

CMSに限らず、数をたくさん売るにはちょっと時期が早かったのかなぁというサービスを実は私は山ほど持っている。あまりに悔しいので、経営者としてはこれから、頑張って売り込むつもり。新しいことは好きだけどね。

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